これってあり?冷凍野菜や野菜ジュースの活用

記事

前回の記事では、野菜の必要量やどのような種類の野菜がよいのかをお伝えしました。


しかし、野菜は気候によって値段が高騰したり、毎食うまく野菜をとれないときもありますよね。そんな時に冷凍野菜や野菜ジュースを活用する人も多いはずです。


今回は加工をされていない野菜と、冷凍やジュースに加工された野菜の栄養価がどのように異なるのかをお伝えします。

冷凍野菜の栄養価は?

冷凍野菜は、値段が比較的安価かつ下処理要らずで使いやすいことが特徴です。


しかし、生野菜と比べると栄養価が大幅に落ちてしまうのではないかと思われている方もいらっしゃいます。


実際のところはどうなのでしょうか。


実は、ビタミンB群、ビタミンC、葉酸などの水溶性ビタミンに関しては減少傾向にあります。


ですが、脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンK、ビタミンD、ビタミンE)やミネラルの一部(カルシウム、マグネシウム、鉄)はほぼ損ないません


自宅用の冷凍庫での冷凍と比べ、一般的に販売されている冷凍野菜は、急速冷凍を行なっているため、食品の組織が壊れにくいとされています。


よって、技術の進歩により、冷凍にすることで損なう栄養素は減少していると言えます。


野菜の値段が高騰して中々買えない場合や、処理が面倒で使う気にならずに食卓に並ぶことがなくなる場合は、手軽な冷凍野菜をぜひ使ってみてくださいね。

野菜ジュースは野菜のかわりになるか?

野菜を準備できない場合に、野菜ジュースで栄養素を補う人もいるかと思います。


100%野菜ジュースは、200mlの摂取で副菜(野菜、きのこ類、海藻類を使用した料理)の一皿(70g)分としてカウントして良いとされています。


しかし、その内容は加工をしていない野菜と比較すると一部の栄養素はかけることになります。


例えば、水溶性の食物繊維やビタミンC等は加工段階で失われやすいです。

そのため『補助的なポジション』として認識し、うまく活用してみてください。



野菜ジュースの種類と使い方

野菜ジュースは大きく分けて2種類あります。


果汁が含まれているものと、野菜汁だけで作られているものです。


野菜汁100%の野菜ジュースは、果汁が含まれているものよりも、ビタミンに加えて、マグネシウムやカルシウム、亜鉛などのミネラルが含まれている傾向があります。


そのため、どうしても野菜がとれず、野菜の代わりとして栄養素を補いたい場合には、野菜汁100%のものを選ぶと良いでしょう。(補助的なポジションに変わりはありません)


果汁を含む野菜ジュースは、ビタミンCが含まれていたり、糖質補給ができる観点から、昼食時や補食の時間などに利用するのが良いですね。


時と場合により使い分けてみてください。

状況に合わせてうまく活用しましょう

良いコンディションで日々を過ごすためには野菜の摂取が必要であり、なるべく栄養価を逃さずに食べられることが理想的です。


ただ、その理想を毎日続けることは困難な場合もあるでしょう。

そのような時は加工品をうまく活用してみてくださいね。


執筆者

スポーツ栄養士 広瀬 陽香(ひろせ はるか)


【セミナー】

日本少年野球連盟、東京都軟式野球連盟

ヤング・ボーイズチーム、大阪公立野球部、九州大学野球部

J-STARプロジェクト JHAエリートアカデミー

(公益社団法人日本ホッケー協会が実施する育成プログラム)


【個人サポート】

野球:ボーイズ・シニア・ヤング・部活動

バスケ:全国中学校バスケットボール大会優勝校

サッカー:高校新人戦兵庫県大会優勝

スターティングメンバー

陸上:日本インカレ出場選手

フィギュアスケート:ジュニアオリンピック出場選手

ホッケー:オリンピック出場選手



個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じ、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。



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