接骨院ってどういう時に行くところ?肩こりで行ってもいいの?
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ちょっとその前に…『接骨院(せっこついん)』とは?

厚生労働省が定める施術所のうち、柔道整復師が日本の伝統医学の1つである柔道整復術を行う施設。各種法令では「柔道整復の施術所」と表現されるが、一般には「接骨院」と呼ばれることが多い。俗に整骨院、ほねつぎとも呼ばれる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(WIKIPEDIA)』

「接骨院」「整骨院」「ほねつぎ」と看板に書いている院は、柔道整復師という国家資格を持っている人が柔道整復を行う施設を指すようですね。

接骨院ってどういう時に行くところ?

接骨院ってどういう時に行くところ?

打撲、捻挫、脱臼および骨折などの各種損傷に対して、外科的手術や投薬といった医療的手技を使用せずに、「施術」を用いてその回復を図る代替医療・医療類似行為を行う。ただし、骨折・脱臼については、医師の事前診察が必要とされ、診察後に施術の同意が柔道整復師に提示される形態となる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(WIKIPEDIA)』

こちらは柔道整復師の業務内容です。上記にある様に『骨折、脱臼、打撲、捻挫』等の「急性期の新鮮な状態」に対する施術であると言われています。

急性期の新鮮な状態とは…?

  • スポーツをしていて足をくじいた・ひねった(捻挫)
  • サッカーをしていて選手同士でぶつかった(打撲)
  • 転んだ時に床に手をついて骨が折れた(骨折※)
  • 野球をしていて肩が外れた(脱臼※) など…

※骨折・脱臼は応急手当を除き、医師の同意が必要です

このような急性疾患の時は接骨院にかかるといいでしょう。
※骨折・脱臼は応急手当を除き、医師の同意が必要です

腰痛や肩こりで接骨院へ行ってもいいの?

腰痛や肩こりで接骨院へ行ってもいいの?

腰痛や肩こりなど、慢性的な身体のお悩み(慢性疾患)で通院することも可能です。ですがその場合、慢性疾患は保険適用外(自費診療・自費診療全額自己負担)です。

慢性期疾患とは…?

  • 肩こり
  • ぎっくり腰(椎間板ヘルニア)
  • 四十肩・五十肩
  • 筋肉痛
  • 過去、骨折や捻挫をした場所が再度痛み出した など…

このような症状は保険適用外となりますが、接骨院でも見てもらえます。

接骨院はマッサージ店と何が違うの?

本来「マッサージ」という行為を行うためには「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を持っていないと行えません。


『あん摩マッサージ指圧師 業としての内容』

あん摩、マッサージ、指圧の各手技(なでる・押す・揉む・叩くあらゆる行為)を用いて人体の変調を改善する施術者である。基本的に器具は使用しない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(WIKIPEDIA)』

しかし癒し・リラクゼーション目的のマッサージ、いわゆる「もみほぐし」は、資格が無くても行えるのが現状です。接骨院とマッサージ店ではできることが違うのを理解しておきたいですね。

料金は?

急性疾患など保険適用の場合と、慢性疾患など保険適用外(自費診療・自由診療 全額自己負担)の場合では金額が異なります。

  • 保険適用…負担の割合や挫傷部位の数などによって異なります
  • 保険適用外(自費診療・自由診療 全額自己負担)…院によって異なります

保険適用の場合は、病院と同じように実際に診てもらってから金額が分かるようです。保険適用外の場合は、院のホームページなどにメニューと金額が載っていることもあるので事前にチェックしておくといいですね。
また最近はキャッシュレス決済ができる院も増えているようですよ。

何を持って行けばいいの?

急性疾患など保険適用になる場合は保険証が必要となります。実際に保険適用の症状なのかは先生に診てもらわないと分かりませんが、慢性疾患(自費診療・自由診療 全額自己負担)以外であれば持っていく方がよさそうです。


また、施術を受ける際は動きやすい服装が望まれるので、スーツなど動きにくい服装の場合は着替えも持っていきましょう。
更衣室があるかなど事前に確認しておくといいですね。

服装・髪型は?

服装・髪型は?

施術を受ける際は身体を大きく動かすこともあるので動きやすい服装がGOOD!お仕事帰りに通院する場合はスーツのままという方も多いと思います。動きやすい服を持って行き、着替えることが出来るか(更衣室があるか)事前に確認した方がよさそうですね。院によっては着替え(患者衣)を置いている所もあるようです。


髪型は、施術時に邪魔にならない髪型が好ましいようです。長い場合はまとめる(仰向けや横向きになった時に違和感がない)など、リラックスした状態で施術が受けられるようにしておきましょう。

おさらい…予約時・通院前にチェックしよう

  • 通院目的を伝える(捻挫などの急性疾患なのか、肩こりなどの慢性疾患なのか)
  • 現金支払いのみなのか、キャッシュレス対応しているのか
  • 何を持っていけばいいか(保険証、着替えなど)
  • 仕事帰りに行く場合は着替える場所(更衣室)があるか

その他にも気になることがあれば、事前に相談してみるとよさそうですね!