フィジカルを強くしたいアスリートは絶対守って!胃腸を疲れさせない食事のコツ①

フィジカルを強化することは、特に球技系のアスリートにとっては非常に重要です。
フィジカルを強化するにはトレーニングはもちろん、食事を適切に摂取しなければなりません。
しかし、いくら良い食事を摂取できていたとしても、消化・吸収がうまくできなければ摂取したものをフィジカル強化につなげることはできません。
そこで、今回は消化吸収を担う胃腸を疲れさせないために気を付けることをお伝えします。
胃腸が元気のないサイン
アスリートは、活動量の多さや強度の高さから一般の人と比較すると食事量が変わります。
特にフィジカル強化となれば、食事量は更に増え、胃腸をフル稼働させてしまいます。
そのため、胃腸の不調が出てしまいがちです。
「胃が重い」「吐き気がする」「お腹がはる」「便秘または下痢気味」という場合は、胃腸の元気がなくなっているサインです。ぜひ確認してみてください。
胃腸が元気に働く4つの習慣をつくる
どのようにすれば、なるべく胃腸が元気に活動できるのでしょうか。
リラックスする時間をつくる
消化・吸収は、交感神経と副交感神経が促進・抑制に関与しています。
活動中や心身のストレスを抱えているときは興奮状態となり、交感神経が活発に働きます。
交感神経が活発な時は消化・吸収機能は抑制されてしまいます。
なるべくリラックス状態をつくることで副交感神経が働き消化・吸収は促進されます。
ゆっくりとリラックスする時間をなるべく作るようにしてみましょう。
また、流し込むような食べ方も現場では見られますが、この食べ方では交感神経が優位になるため、ゆっくりよく噛む食べ方を推奨します。
暴飲暴食をしない
アスリートがしてしまいがちですが、お腹がいっぱいになるまで食べてしまうと胃腸を痛めてしまいます。
お腹がパンパンになるまで食べたり飲んだりすることは避けましょう。
油をとりすぎない
摂取カロリーを上げるために油をうまく使うことは必要な場合もありますが、その量や頻度には注意が必要です。
揚げ物やファストフードを多い頻度や1度に多くの量を食べている場合は、胃腸の負担が大きいです。
過剰摂取には注意しましょう。
腸内環境を整える
上記に挙げたような暴飲暴食や油の過剰摂取は腸内環境が悪化してしまう傾向があります。
豆類・野菜・果物等の食品もバランスよくとるようにしましょう。
腸内環境に関しては、以前に詳しく記事を書いているのでぜひご参考にしてみてください。
「口にしているもので体は変わる」
普段何を習慣的に口にしているかで、体は変わります。
食事は短期的な結果が出ることはあまりなく、長く続けることで結果が出ます。
まずは普段の体の状態を確認し、もし不調が出ている場合は今回お伝えした内容を参考にしてみてください。
執筆者
【セミナー】
日本少年野球連盟、東京都軟式野球連盟
ヤング・ボーイズチーム、大阪公立野球部、九州大学野球部
J-STARプロジェクト JHAエリートアカデミー
(公益社団法人日本ホッケー協会が実施する育成プログラム)
【個人サポート】
野球:ボーイズ・シニア・ヤング・部活動
バスケ:全国中学校バスケットボール大会優勝校
サッカー:高校新人戦兵庫県大会優勝
スターティングメンバー
陸上:日本インカレ出場選手
フィギュアスケート:ジュニアオリンピック出場選手
ホッケー:オリンピック出場選手
個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じ、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。