シーン別!コンビニで買えるおすすめの補食②

前回は、コンビニで選ぶトレーニング前後の補食についてお伝えしました。
ところで、平日の部活動やクラブチームでの活動がない日の補食はどのように摂取していますか?
前回の記事でもお伝えしたように中学生以上のアスリートには補食が必要な場合が多いです。
そこで、今回はトレーニング前後以外のシーンに合わせたコンビニで買える補食をお伝えします。
平日の帰宅後から夕食までの間
チームでの練習がない平日でも、夕食までの間に必要なものを摂取するようにしましょう!
例えば、3食の中でなかなか量が食べられないのはどこでしょう?
朝が圧倒的に多いのではないでしょうか。
アスリートの基本的な食事のカタチは「主食・主菜・副菜・乳、乳製品・果物」ですが、
朝からこれだけの食事を摂取することは現実的に難しいことも多いですよね。
そこで、この中から朝に食べられたものを把握し、食べられていないものを食べるようにしてみるのはいかがでしょうか。
例えば、朝ごはんに『食パン2枚と牛乳1杯』を食べていた場合は・・・
主食と乳、乳製品は摂取できているためそれ以外を摂取できるようにしてみましょう。
●【主菜】:ゆで卵・鶏モモの焼き鳥・魚肉ソーセージ・チキンバー等
●【副菜】:野菜スティック・サラダ・野菜100%ジュース等
●【果物】:バナナ・冷凍フルーツ・果物100%ジュース等
といったように、コンビニでもこれだけの食品を揃えることができます。
コンビニに立ち寄り、不足分を補える食品がないかどうか見てみるのも良いかもしれないですね。
夜ごはんが遅くなる場合の補食
学生アスリートの中には、学校が終わった後に塾に行く日がある選手もいるのではないでしょうか。
そのような日は、帰宅が遅くなり、遅い時間に食事を摂取することになると思います。
しかし、遅い時間に沢山の量を食べてしまうと身体に負担がかかり、睡眠の質を落としてしまう可能性があります。
そのため、塾の前に食べる時間がある場合は補食を摂取することを心掛けましょう。
事前に捕食を摂取しておくことで、夕食量を減らし身体にかかる負担を軽減することができます。
おすすめの補食の内容は、【消化に時間のかかりやすい主菜類(脂質を一緒に含むものが多いため)】や【脳を働かせるために必要な糖質源になる主食類】を摂取することです。
●【主菜】:おにぎり・サンドイッチ・総菜パン・豚まん・中華まん
※おにぎりは、脂質が多めな具((牛肉・唐揚げ・ツナマヨ等)でも構いません
※パンは、食事の何割かをここで摂取するイメージなので菓子パンは避けましょう
●【主食】:焼き鳥・サラダチキン・肉類が入ったサラダ(副菜も一緒に摂れる)・ゆで卵
※早い時間であれば油を含むものも量が多くなければ良いでしょう
また、食べる時間が遅くなったとしても、
副菜や果物、消化の早い主食類や同じ主菜でも、豆類(納豆や豆腐)や脂質の少ない肉(鶏肉、赤身肉)や魚(白身魚や赤身魚)であればそれほど大きな負担はかかりません。
また、塾の前に夕食の一部を補食として摂取しているため、帰宅後の摂取量も減らすことができます。
コンビニを上手く活用して賢く食事をする
今やコンビニは、どこに行ってもあるようなとても身近で、品ぞろえも豊富、非常に便利な場所となりました。
アスリートは同年代のスポーツをしていない子と比較すると、必要なエネルギー量も栄養素量も多くなる場合がほとんどです。
そのため、身近にあるコンビニを上手く活用し、足りていないものを摂取し、よりパフォーマンスを上げていきましょう!
執筆者
広瀬 陽香
(ひろせ はるか)
【セミナー】
ヤングリーグ
大阪公立野球部
九州大学野球部
・水泳
選手や、ジュニア期(中学~高校生)アスリートの保護者の方など
【個人サポート】
野球
全日本選手権出場
・バスケ
全国中学校バスケットボール大会優勝校
・陸上
日本インカレ出場選手
個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じて、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。
スポーツ・アスリート 練習・試合前後の補食は何を食べるべき?