【子供へのアプローチ方法を徹底解説③】食べ物の好き嫌いが多い!

記事

前回は、調理方法で工夫をして好き嫌いへアプローチをかけることをお伝えしました。

今回はそれ以外の好き嫌いへアプローチする方法をお伝えします。

ジュニア期アスリートの場合は保護者の方の助けがどうしても必要になってしまいます。

知って、試してお子さんと一緒に“楽しく食事”をしていただけることが何より嬉しいことです。

採れたての食材に触れる


野菜嫌いの中には本当に美味しい野菜を食べたことがない場合があります。

実際に私が食事提供していたころの話ですが、「とれたての野菜を食べたことない」野菜全般が苦手なジュニア選手がいました。


その食事現場では、農家さんがとれたての野菜を提供していてくれたことから、採れたて野菜を口にする機会が多くあったのです。

採れたての野菜をはじめて食べてから「美味しい!!」と食べられる野菜の種類が増えました。

これには保護者の方も驚きを隠せなかったようです。


「そんなことで!?」と思われることでも経験することで、ずっと嫌いだった食材が突然食べられることもあります。

スーパーにもとれたて野菜が並んでいる場所があるので試してみてくださいね。

珍しい野菜が販売されていることもあるので、そういったものを一緒にみて購入し、楽しく食べるというのも良いですね!

なぜその食材を食べる方がよいのか伝える

完全に食べられないわけではないが、食べたくはないという時によい方法です。

特にアスリートだからこそ、聞きやすい内容になります。


アスリートをしている限り「〇㎏になりたい」「筋肉を増やしたい」「こんな結果を出したい」「こんな選手になりたい」等目標が何かしらあります。


その目標に、その食材が良いということがわかると、自ら食べ始める場合があります。


例えば、嫌いな食材の上位にあがってきやすい「人参」と「しいたけ」をみていきましょう。


●人参・・・・βカロテンが豊富

オレンジ色のもとになっている栄養素。体内で必要に応じてビタミンAに変換される。

ビタミンAに変換されると、免疫力を高める(風邪によるチーム離脱を防ぐ)、成長作用(身体を大きくしていくために必要)があり抗酸化力を持つ。


●しいたけ・・・・ビタミンD・食物繊維が豊富

【ビタミンD】骨の発育を促す(成長を助ける)、筋肥大を助ける(身体づくりを助ける)、

【食物繊維】カルシウムや鉄の吸収を高める(間接的に成長を助ける、貧血を防ぐ)、腸内環境を整える(コンディションをよくする、とった栄養素をしっかりと吸収できるようにする=食事の効果を十分に引き出す)


このように、選手がなりたい選手像や目標と関連づけることで「頑張って食べてみようかな」と自発的に動き始めます。

好き嫌い克服は気長に待ちましょう


ここまで好き嫌いを克服するための方法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

子供のことからずっと嫌いでいつしか避けるようになっていたけれど、「大人になって久しぶりに食べてみると案外食べられるようになった」

「今では進んで食べている」ということも多くあります。

食べる側も調理する側も、ストレスになりすぎず一緒に食事をしながらその瞬間を楽しんでみることが先に繋がるのかもしれません。



執筆者

スポーツ栄養士

広瀬 陽香

(ひろせ はるか)


【セミナー】

  • ヤングリーグ

    大阪公立野球部

    九州大学野球部

    ・水泳

    選手や、ジュニア期(中学~高校生)アスリートの保護者の方など


【個人サポート】

  • 野球

    全日本選手権出場

・バスケ

全国中学校バスケットボール大会優勝校

・陸上

日本インカレ出場選手


個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じて、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。




食べ物の好き嫌いが多い!子供へのアプローチ方法を徹底解説①


好き嫌いが多い!子供へのアプローチ方法を徹底解説②


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