高校球児の食事①
高校球児に必要な食事

以前に比べると、野球業界でも食事の重要性は浸透してきています。
しかし、その食事の重要性が間違った方向になると、「食事は身体を大きくするために重要で、とにかく量を食べられるようにすべきだ」となってしまう場合があります。
これは、適切な食の知識とは言えません。
全ての土台になる強靭な肉体づくりをするため、また成長期でもあるため、健全な成長を促進するために適切な食事をとる必要があります。
今回は、特に消費エネルギー量が多く、食事摂取に問題を抱える選手が多い「高校生」に焦点を当ててお伝えします。
特別な食事は必要ない

アスリートというと、特別な食事が必要なのではないかと思われがちですがそのようなことはありません。
主食・主菜・副菜・乳、乳製品・果物の栄養フルコース型を意識することで、バランスの良い健康維持が期待できます。
主食は、エネルギー源になる栄養素の1つである糖質を豊富に含む食品を指し、ごはん・パン・麺類が挙げられます。
主菜は、筋肉の材料になるタンパク質を豊富に含む食品を指し、肉・魚・卵・豆・豆製品が挙げられます。
副菜は、身体の調子を整えるビタミン・ミネラルを豊富に含む食品を指し、野菜・きのこ・海藻が挙げられます。
乳、乳製品は、骨の材料にもなるカルシウムを豊富に含む食品を指し、牛乳やチーズ・ヨーグルトが挙げられます。
タンパク質も含むので、タンパク質の摂取量を増やすサポートをしてくれます。
果物は、糖質とビタミンを含みます。特に野菜ではとりづらいビタミンCを豊富に含むことが特徴です。
これらの食品を揃えることを意識すれば自然と様々な栄養素が揃います。
高校球児の食事で意識すること
プロ野球選手の食事をテレビやSNSでみると、その品数の多さに驚くことがあるかもしれません。
もちろん、様々な食材を使うほどに様々な栄養素を摂取することに繋がります。
しかしそれは、必ずしも品数を増やさなければならないということではありません。
例えば、1品料理のカレーや焼きそばも、一般的なカレーや焼きそばよりも肉を少し多めに入れ、色の濃い野菜を多めに追加してつくります。
そして、納豆・牛乳・キウイ等果物を加えるだけでアスリートの食事になります。
以下のことを意識してみてください。
① 同年代の運動習慣がない子と比較した場合に、1.5倍量~2倍量とる
② なるべく色の濃い野菜を積極的にとる
③ たんぱく質は肉や卵に偏らず、魚・豆・豆製品も活用する
④ 乳・乳製品や果物をなるべく毎食つける
難しく考えすぎず、まずは栄養フルコース型食事を念頭に、4点を意識しながら食事をとってみましょう。
執筆者
広瀬 陽香
(ひろせ はるか)
【セミナー】
ヤングリーグ
大阪公立野球部
九州大学野球部
・水泳
選手や、ジュニア期(中学~高校生)アスリートの保護者の方など
【個人サポート】
野球
全日本選手権出場
・バスケ
全国中学校バスケットボール大会優勝校
・陸上
日本インカレ出場選手
個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じて、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。




