足に良い!姿勢に良い!靴の選び方
みなさんは普段履いている靴は何を基準にして選んでいますか?
デザイン、履き心地、価格、ブランドの好みなど様々な視点から靴を選んでいると思います。
実はなんとなく選んで、毎日のように履いている靴があなたの体に悪影響を与えているとしたらこわいですよね。
今回はそんなことが起こらないように「姿勢トレーナーが教える!体に良い靴の選び方」についてお伝えします。
あなたの体の不調は靴が原因かも?
姿勢トレーナーとして活動をしていく中で、体の不調を訴える多くの人の悩みに直面してきました。
その中で肩こりや腰痛、膝の痛みに体形の崩れなどの不調を持つ人に共通していることがあります。
それは“足の指や足のアーチに問題があることが多い”ということです。
足に問題があると姿勢に悪影響を与えます。
その代表は、土踏まずが減少している扁平足や足の指が地面にしっかりとついていない浮き指などです。
こういった足のトラブルは日常で履いている靴が原因になっている可能性があります。
足の指を使える靴を選ぼう
扁平足や外反母趾、浮指などの足の問題の多くは足の指がしっかりと機能していないことから起こります。
足の指の機能を言い換えると「踏ん張って体を支えること」です。
踏ん張れない靴を履くことでうまく体を支えられずに姿勢が悪くなる可能性があります。
では、足の指が使いやすい靴とはどういう靴なのか解説していきます。
ウィズ(足囲)に余裕を持たせよう
足の指が使える靴を選ぶためにまず意外と知られていないウィズ(足囲)について知りましょう。
ウィズとは、立った時の足の甲の長さになります。
このウィズの広さに対応していない靴を履くと足の指の間が狭くなり踏ん張りを利かせることが難しくなります。
ショップやメーカーによってEEや3Eなどの表記があるので店員にご自身のウィズと靴のウィズが合っているか確認しましょう。
靴の重心(形状)をみよう
ここが今回お伝えしたい一番のポイント、「靴の重心」です。
靴の素材や形状によって重心に違いがあります。※重心=物体の中心
具体的な見方としては地面に靴を置き、靴底を覗き込むようにして真横から見ます。
そこでつま先やかかとの浮き具合と着き具合をみてみましょう。
種類やソールの形状によって大きくつま先が浮いていたり、重心がかかと寄りになっている靴があります。
ご自身が履いている靴をみて見てください。あなたの靴の重心はどうなっているでしょうか?
ソールが薄くやや前に重心がある靴を選ぼう
最近はソールが厚底でクッション性に富んだものを履いている方をよく見かけます。
こういった靴は長距離を歩くときや激しいスポーツの時には適していますが、日常的に長時間履くのにはあまり足や姿勢に良いとは言えない場合があります。
足の指や足裏の感覚を磨くためには比較的薄いソールで足裏が感じやすいものを選ぶ必要があります。
そしてつま先が浮かず地面にしっかりと着いている靴を履くことで足の指の踏ん張りが効くので姿勢も保ちやすくなります。
靴選びのまとめ
① 足の指が使える適切なウィズ(足囲)に対応した靴を選ぼう
② 重心は後ろでなくやや前にある靴を選ぼう
③ ソール(靴底)が薄い靴を選ぼう
執筆者
猫背・姿勢改善スタジオNature
姿勢改善パーソナルトレーナー
歯科専属姿勢トレーナー
ウォーキングコーチ
片山 翔太
(かたやま しょうた)
【資格】
柔道整復師
日本ストレッチトレーナー学院
①認定ストレッチトレーナー
②姿勢インストラクター
整骨院勤務を経て姿勢トレーナーに転身。
医療機関での姿勢セミナーや教育機関での講演の実績多数。
ラジオやTVのメディアにも定期的に出演し現在は子供を対象にした姿勢の教育のための活動に注力している
こどもの姿勢づくり
身長を伸ばすための食事