すぐに始められる姿勢改善習慣

記事

良い姿勢で生活をすることは、あらゆる面で良い影響があることがわかっています。


例えば、肩こりや腰痛の軽減や自律神経を整えることへの期待など、たくさんの研究や論文において発表されています。


今回は、姿勢の専門家として「呼吸」「足指」にまつわる普段の生活で取り入れやすい姿勢習慣を紹介します。

1.足音が小さくなるように歩く


家やオフィスなどで他人から”足音がうるさい”や”足音が人と違ってわかりやすい!”など指摘を受けたことがありませんか?


足音は経験上、姿勢と大きく相関があると考えられています。


足音が小さい人は体を支えている土台に当たる「足の指」や「足の裏」の筋肉を日常的に最大限使うことができていると言えるでしょう。


逆に、足音が大きくなってしまっている場合には「投げ足」と言われる歩き方や「過度なかかと歩き」になり、身体重心が後方にずれてしまうなどの姿勢不良が考えられます。


まず、日常的な足音に意識を向け、静かに移動や歩行ができるように気を付けてみませんか?

2.座る時間を減らす


我々、人間の体は600万年といわれる長い年月をかけて進化したといわれています。


その進化は他の動物との差別化を図り、手が使いやすくなる「歩行」や「立位」を有利にしてきたといわれています。


ですが、近年はデスクワークやスクリーンタイムの増加で座る時間が圧倒的に多くなってきており、座っている時間が長いほど死亡リスクが上がるといった研究が多く報告されています。


また、姿勢という観点から見ても座っている場合には、全身の筋肉は著しく「使っていない状態」にあり、つい背中を丸めたくなったり、背もたれに体重を預けたくなったりします。


生理学的に効率よく座れるような椅子や家具はなかなか無いのが現状です。


人の体は環境に適応する力を持っており、全身の筋肉を使わない座った時間が長くなれば筋肉は固まり弱っていきます。


日常での座っている時間を減らすことで全身の筋肉への刺激量を上げ、姿勢が悪くならないよう気をつけましょう。

3.深呼吸をしよう


深く呼吸をすることで使われる呼吸筋と呼ばれる筋肉が、姿勢に関与していることが研究で明らかになっています。


特に大切なのは横隔膜や内腹斜筋などの体の深いところにある筋肉で、これらは体を支えるために力を発揮することがわかっています。


姿勢を良くするためにおすすめの呼吸は5秒×5秒の均等呼吸といわれる方法です。


これは5秒かけて息を口から吐き、5秒かけて鼻から息を吸いきる。これを3セットほど繰り返す呼吸法です。


この均等呼吸は筋肉のバランスを整えるために大切な要素ですので、ぜひやってみましょう。


吐く時間が長すぎる場合には、呼気筋の作用により体が丸まってしまう可能性があります。


均等に吸い、吐くことを意識して行うようにしましょう。

まとめ

■日常生活の中でできるだけ足音を小さくして過ごしてみよう

座る時間を意識的に減らしていこう

■定期的に5秒×5秒の均等呼吸でストレッチをしよう


普段の生活で取り入れやすい3つの習慣をご紹介しました。


ぜひ、日々の生活の中で取り入れてみてください。


執筆者


猫背・姿勢改善スタジオNature
姿勢改善パーソナルトレーナー
歯科専属姿勢トレーナー

ウォーキングコーチ


片山 翔太

(かたやま しょうた)




【資格】

柔道整復師

日本ストレッチトレーナー学院

①認定ストレッチトレーナー

②姿勢インストラクター


整骨院勤務を経て姿勢トレーナーに転身。

医療機関での姿勢セミナーや教育機関での講演の実績多数。

ラジオやTVのメディアにも定期的に出演し現在は子供を対象にした姿勢の教育のための活動に注力している


目指せ!足首美人




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