簡単にできる!外出の減少によるコロナ太りのおすすめ対策とは?

記事


最初の緊急事態宣言から2年近くが経ちます。


「コロナ禍が始まってから、体重増加が加速した」

「いろいろなダイエットを試したけど、自分ではどうにもならない」というご相談が増えています。


外出の減少は、体が硬い方にとって体重が増えやすい環境になっていると強く感じています。

どうして、体が硬い方の外出回数が減ると太りやすくなってしまうのでしょうか。

これは、どの筋肉を使って日常生活を過ごしているかが大きな要因です。


筋肉の種類

 筋肉は、筋線維の質により大きく2つに分類されます。



 ① 赤筋線維(インナーマッスルと呼ばれる


 ② 白筋線維(アウターマッスルと呼ばれる)



赤筋線維は、毛細血管の分布に富んでいて、疲れ知らずで、パワーは小さいけれど、ずっと働き続けることができる筋肉の線維です。

これに対し、白筋線維は、すばやい動作や重量物を持ち上げるなど、力をこめる際に活躍する筋線維です。


このような役割の違いがあるとともに性質も異なります。

赤筋繊維は、脂肪と糖をエネルギーに変えるミトコンドリアという器官をたっぷり含んでいるのです。

ミトコンドリアの含有量は、赤筋線維の中に白筋線維の30倍以上も含まれると言われています。


脂肪と糖を燃やしてエネルギーに変えるミトコンドリアが30倍とすると、普段、座っている、立っている、寝ている、などほとんど力が要らない姿勢維持には赤筋線維に働いていただきたいものです。


関節の動きが硬いとどうなる?

しかし、関節の動きが硬い人は、体を動かす際に力みがちです。

軽くサッと動くべき関節が硬くなってしまっていたり、動く範囲が狭くなりがちだったりすると、何倍ものパワーが必要になります。


この状態が赤筋線維より白筋線維の仕事を増やしてしまうのです。


歯の食いしばり、肩のすくみ、座っているだけで背中や腰の筋肉が張ってくる感覚がある場合は、要注意です。


力んでしまっていると、無意識に長時間働いてくれるインナーマッスルでなく、パワー系アウターマッスルばかりを使いがちになります。そうすると、使われるはずの糖と脂肪が使われず、代謝効率が下がりかねません。


おすすめ対策



インナーマッスルを活躍させて痩せやすい習慣をつけるためにオススメしたいのが「歩行」です。

その理由は、誰もが楽にできる運動ということ。

そして、常にリラックスして動けている分、パワー系のアウターマッスルを使わず、インナーマッスルがしっかり動員されるようになるからです。

しかも、その筋肉の使い方が体にクセづくため、日常生活でもインナーマッスルを使いやすくなっていくのです。


理想の1日の歩数は8000歩です。

自粛の影響で歩数が激減していませんか?

まずは、歩数のチェックをしましょう。


スマホを使用中の方でしたら、ヘルスケアなどのアプリで歩数をチェックできます。


「体が硬め」+「歩数が4000歩以下」ですと危険信号です。

体に力む動作がクセづき、溜め込み体質になっているおそれがあります。


いきなり8000歩は難しいという方は、

最初はプラス2000歩(20分ほどの歩行)を目指してみてください。


より効果を上げるのに有効なのが大股歩きです。


歩幅を広げることでお腹の中のいちばん深いところにある腸腰筋というインナーマッスルを使いやすくできます。


1. 歩数の確認

2. 大また歩き


これだけで結構です!

この2つを意識することで、コロナ太りを撃退してみてはいかがでしょうか?


最後まで読んでいただき、

ありがとうございました!


執筆者

トータルケアまえいけグループ
あさひ整骨院
日本橋浜町院
鍼灸師
柔道整復師

今村 匡子

(いまむら きょうこ)


【運営】

  • オンラインサロン「産後ケアを学ぶサロン」


【受賞】

  • DMM.com治療家オンラインサロン講師金賞


【著書】

  • 『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる!』(青春出版社)

  • 『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』(サンマーク出版)

  • 東洋経済オンラインビジネスニュースサイト著者

  • その他、全国紙、地方新聞、雑誌、週刊誌取材多数。講演、セミナーは年間50件を越える。



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