腸内環境を良くしよう

記事

姿勢トレーナーの私が、これから姿勢改善に取り組もうという方に伝えている“3つのポイント”があります。


それは、1.呼吸 2.足指 3.腸 です。


上記3つのポイントが変わってくると、姿勢も変わり、肩こりや腰痛の軽減や自律神経を整うなどの期待ができます。

 

今回は、その中の3つ目の「腸」について解説したいと思います。


他2つのポイント(1.呼吸 2.足指)に関しては「すぐに始められる姿勢改善習慣(https://bonbonesquare.com/article/388)」のページでご紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

そもそも腸とは


ここでいう腸とは大腸と小腸のことを指します。腸のはたらきについては以下の通りです。

 

小腸では食べ物が「消化・吸収」され、大腸では水分が「吸収」されます。


老廃物は大腸の中を「運搬」され、体外へ便として排出されます。


これらのは自律神経の影響を大きく受けながら機能しています” (引用:「腸の仕組みと働き 健栄製薬HP」)

 

つまり、人間が生きるために必要な栄養を食べ物から吸収し、不要なものを排出するという大切な役割をもっています。


そして特筆すべきはその長さです。


大腸は成人で約2m、小腸は約5~6mほどあるといわれています。


小腸の表面積はテニスコート1面分にも匹敵します。


それだけ長く大きい容量のある腸は腹腔といわれるお腹の空間に収まっています。

腸は固定しなければならない

腹腔に収まっている腸は、筋肉や骨のように何かと繋がっていて固定されているわけではありません。


ですから、腸が動いてしまわないように、ある程度の力で固定する必要があります。


内臓の位置を安定させる役割をするのが、腹横筋や腹斜筋とよばれるインナーマッスルです。


このインナーマッスルが働いてくれるおかげで、5~6m以上ある腸の位置が一定に保たれ、私たちは毎日食事をし、お通じがあるのです。


そして、このインナーマッスルは良い姿勢を保つ際にも必要です。


胴巻きのようについているインナーマッスルがお腹全体をコルセットのように支え、疲れにくい良い姿勢の土台になるわけです。

腸の硬さや動きを知る

ここでその腸の状態を知るセルフチェックをしてみましょう。


1.仰向けに寝る

2.息をゆっくり吐いてお腹の力を抜く

3.おへそ周辺を指でしっかりと押す

4.上下左右に場所をずらして押す

 

押した際に「硬さ」「張り」「痛み」がある人は腸の動きや血流が悪くなっていることが考えられます。

腸の状態がインナーマッスルの動きを決める?


前述のとおり、腸は5~6mもの長さがあり、それらはすべて腸間膜と呼ばれる膜にくっついており、その腸間膜は腹膜と呼ばれる厚い膜を介して腹横筋などのインナーマッスルと連結しています。


腸がなんらかの影響で血流が悪くなり固まってしまうと、この2層の膜を通じてインナーマッスルの動きを悪くしてしまうことが考えられるわけです。

腸のケアは食事から

では腸に対し、何をすれば良いのか。


食事管理が重要です。


近年、腸の状態を良くするためには腸内細菌が重要ということが様々な研究によりわかってきました。


健康のために良い働きを行う善玉菌が腸内に多くいる状態が健康に近い状態になります。


旬の野菜やお漬物、ヨーグルトなどの発酵食品で多くの菌を摂りながら、腸をできるだけ良い状態に保ちましょう。 

まとめ

腸とインナーマッスルは物理的なつながりを持っており、腸を良い状態にすることで姿勢にも良い影響があると考えられます。


お腹の硬さや状態を知り、日々の食事に意識を持ち、できるだけ多くの種類の食材を食べるようにしましょう。


執筆者


猫背・姿勢改善スタジオNature
姿勢改善パーソナルトレーナー
歯科専属姿勢トレーナー

ウォーキングコーチ


片山 翔太

(かたやま しょうた)




【資格】

柔道整復師

日本ストレッチトレーナー学院

①認定ストレッチトレーナー

②姿勢インストラクター


整骨院勤務を経て姿勢トレーナーに転身。

医療機関での姿勢セミナーや教育機関での講演の実績多数。

ラジオやTVのメディアにも定期的に出演し現在は子供を対象にした姿勢の教育のための活動に注力している


すぐに始められる姿勢改善習慣


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