股関節を柔らかく使おう!
<この記事を読んでいただきたい方>
☑体が硬い
☑腰痛を持っている
☑膝が痛い
☑足を細くしたい
☑きれいに歩きたい
今回は人間の姿勢や運動に重要な「股関節」についてお話をしていきます。
上記に当てはまる方に読んでいただきたい内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
股関節とは

股関節は大腿骨(だいたいこつ)の上端にある骨頭(こっとう)と呼ばれる球状の部分が、骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれるソケットに、はまり込むような形になっています。
正常な股関節では寛骨臼が骨頭の約4/5を包み込んでおり、このことが関節を安定させています。
股関節が安定し、さらに周辺の筋肉と協調することで私たちは、脚を前後左右に自在に動かすことができます。(参照:kansetsu-Itai.com)
上記の説明にあるように、股関節は球関節とよばれる自在性の高い関節で、同じ形状の関節として肩関節もこれに当てはまります。

ただし、これは裏を返すと関節そのものの強度は低く、間違った方向や刺激が加わると怪我や故障をするリスクが高いことを意味します。
また、その分周辺の複数の筋肉と強調して働くことが求められる関節と言えるでしょう。
そこで人間の基本動作である「歩行」の際に股関節を機能的に使うための方法や意識するポイントをご紹介します。
歩幅を狭くしよう

股関節を機能的に使う1番のポイントは股関節を“後方に位置させる“ことです。
股関節とつながっている筋肉で代表的なものは大殿筋や中殿筋といったお尻の筋肉と、内転筋とよばれる内ももの筋肉です。
どちらも連動して使う必要がありますが、筋力やサイズから考えると、お尻の筋肉を使えるように意識を優先させるべきです。
歩く際にお尻の筋肉を働かせるための条件は“骨盤の真下に足がある“ということです。
歩幅を広げすぎると、足全体が体の前方にある時間が長くなってしまい、お尻の筋肉を使える割合が減ることが考えられます。
まずは、その場で足踏みをする感覚で歩幅を狭めてお尻の筋肉が働きやすくなるように歩いてみましょう
太ももを外にねじろう

上記の「歩幅を狭くすることとお尻の筋肉を使えるように意識するポイント」ができたら、次に太ももを少し外に向けて歩く意識を持つようにしましょう。
お尻の筋肉の多くは太ももや足首を外に向けたり、振り出したりする働きを持っています。
この「太ももを外に向ける」ことは日本人の平均的な骨格から考えて難しいといわれています。
太ももを外にねじるための具体的な意識の方法は「膝のお皿の向きを外側」に向けていくイメージです。
それと同時につま先が少し外を向く感覚が出てくればより良いでしょう。
足全体の外側を使って歩けるようになると股関節や膝関節、足首など各関節の負担を減らせると考えられます。
ぜひ練習してみましょう。
<まとめ>

■股関節は可動性が高く、歩行や日常生活の中でとても大切な関節である
■歩幅を無理に大きくせずに、お尻の筋肉を使えるように歩こう
■膝のお皿を少し外側に向けるように歩こう
日常で歩く際に少しの意識で
執筆者
猫背・姿勢改善スタジオNature
姿勢改善パーソナルトレーナー
歯科専属姿勢トレーナー
ウォーキングコーチ

片山 翔太
(かたやま しょうた)
【資格】
柔道整復師
日本ストレッチトレーナー学院
①認定ストレッチトレーナー
②姿勢インストラクター
整骨院勤務を経て姿勢トレーナーに転身。
医療機関での姿勢セミナーや教育機関での講演の実績多数。
ラジオやTVのメディアにも定期的に出演し現在は子供を対象にした姿勢の教育のための活動に注力している

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