肩こり・腰痛を予防するオススメする仕事中の姿勢や座り方とは?
肩こりや腰痛と姿勢には関係があると思いますか?と聞かれれば「はい」と答える人が大半だと思います。
では、「肩こりや腰痛を予防できる姿勢を知っていますか?」と聞くと大半は「いいえ」と答えると思います。
そこで、今回は姿勢について解説をし、肩こりや腰痛を予防するための姿勢とはどんなものなのかお話ししていきます。
そもそも姿勢とは?
インターネットで“姿勢”の意味を調べると、構えや体位、格好などが出てきます。実は、姿勢というのは医学的にはっきりとした定義はありません。
では、姿勢とは何なのか。
これは“体の支え方”であると言えます。
地球上で生活している僕らは常に重力という外力にさらされており、この重力という力は、時には大きな負担になり、時には生活を助けてくれているものです。
つまり、姿勢とは重力に対して体をどう支えるかであると言えるのです。
姿勢は4つに分けられる
人間が生活していく中でとっている姿勢は大きく4つに分けられます。
「立つ・座る・歩く・寝る」です。
これ以外にも「中腰」や「走る」などの姿勢もありますが、それは1日のごくわずかな時間であり、1日の大半の時間を「立つ・座る・歩く・寝る」の4つで過ごしていると言えます。
立つ時はかかとではなくつま先
姿勢について解説をしたところで、ここからは肩こり・腰痛を予防するための姿勢の具体的なアドバイスです。
まず立ち姿勢です。
立っている時に地面と接しているのは足の裏で、ビルでいうと基礎の部分にあたり建物全体を支える土台です。
この足の裏という土台を作ることにおいて大切なのは、かかとではなくつま先に体重を多めにかけて足の指をしっかりと使い体全体を支える準備をするということです。
かかと重心になりすぎると、バランスは後ろに傾き結果として猫背やストレートネックになりやすくなります。
※反り腰が強い人は、つま先とかかとの真ん中に体重をかけるイメージを持つよう意識してください。
お尻を上げて座る
続いて座り姿勢です。
まず、最初に言っておきたいのは、人間の体は二本足で立って歩くために進化をしているため、長い時間座るための機能は備わっていません。
どれだけ体を鍛えても長時間のデスクワークが続くと肩こりや腰痛は起こりやすくなると思ってください。
それを踏まえて座り姿勢でのアドバイスです。
立ち姿勢は「足の裏が土台」でした。
座り姿勢では、お尻が座面に接するため「骨盤が土台」と言えます。
立ち姿勢での足の裏と同様に、後ろ重心ではなく、やや前重心にするほうが良い姿勢を作りやすくなります。
椅子に座るときは“浅く腰を掛けてお尻を上げて座る”(骨盤をやや前傾)ようにしましょう。
背もたれに体重を預ける座り方は肩こりや腰痛をどんどん悪化させます。気をつけましょう。
長時間の静止は苦手な人間
職種によって立ちっぱなしや座りっぱなしがどうしても長時間に及んでしまい、同じ姿勢でいることが増える方が多いと思います。
仕事中に肩こりや腰痛を予防するためには、上記のことを実践して頂くと共に20~30分に1回は姿勢を変えてストレッチや体操をするように心掛けましょう。
体をこまめに動かして、肩こりや腰痛を出にくい身体にしていきましょう。
執筆者
猫背・姿勢改善スタジオNature
姿勢改善パーソナルトレーナー
歯科専属姿勢トレーナー
ウォーキングコーチ
片山 翔太
(かたやま しょうた)
【資格】
柔道整復師
日本ストレッチトレーナー学院
①認定ストレッチトレーナー
②姿勢インストラクター
整骨院勤務を経て姿勢トレーナーに転身。
医療機関での姿勢セミナーや教育機関での講演の実績多数。
ラジオやTVのメディアにも定期的に出演し現在は子供を対象にした姿勢の教育のための活動に注力している
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