朝食が食べられない!原因を知り朝食を克服しよう

記事

ジュニアアスリートの1日は早く、朝からしっかりと食べられる力が求められています。

しかし、朝が弱く中々必要な食事量をとれていない選手が多いです。


成長期真っ只中ということもあり、莫大なエネルギー摂取量が必要なジュニア期に朝食が抜けることは競技力以前に成長に関わります。当然より強固な身体づくりにも関係します。


また集中力にも関係するため、朝からしっかり食べられることは、けが防止にもなります。

この朝食が食べられない状況をいかにして変えていけるかはジュニアアスリートの成長と競技力を上げる要因になります。


どうすれば朝が食べられるようになるのかを知ることで、今悩んでいることが打開できるかもしれません。

その対処法をお伝えする前にまず今回は「なぜ朝食が入らないのか」をお伝えします。

実は夜ごはんが原因だった!?


朝ごはんが入らない原因は様々に考えられますが、昼や夜は食べられているのに朝だけが食べられない場合、夕食の量や内容が影響している可能性があります。


例えば…

①夕食でお腹パンパンになるまで食べている

②夕食で油を使ったものが多数ある

(油は少ない量でカロリー摂取ができるため質を考え味方につけることで成長や増量をサポートしますが、多すぎてはいけません)

③夕食が就寝時間に近い時間になってしまっている


これらに当てはまっていませんか?

もし当てはまっている場合はこれらを改善することで朝から食べられる力がつくかもしれません。


しかしここで、1つ気になることがあるはずです。


「夕食が唯一よく食べられる食事なのに量を減らしたら体重が落ちてしまうのではないか‥」という不安です。


もちろん、これまでの食事と同じようにし、そのうえで夕食量を減らすと摂取カロリーが落ちてしまうのでその可能性があります。


しかし、夜が減ることで朝が食べられるようになればそこをカバーできます。

それだけでなく、同じ3食の中でも朝食を十分に食べられることでより身体づくりにプラスになるかも知れません。

朝食に十分なタンパク質量が摂取することができると、夕食でタンパク質を多く摂取するよりも筋肉づくりに効果的だという研究結果があります。

夕食が朝の食欲のカギを握る


なぜ、夕食の量や内容や時間が関係するのか?

その答えは食欲が「消化」と深く結びついているからです。


消化とは口から入った食物を分解していく営みのことです。そしてそれらは口、胃、小腸などの消化器官で行われます。

この胃内での消化に時間がかかってしまうと、朝も胃が重いことや胃に残っていると食欲を低下させてしまいます。


朝は、消化が終わっている必要があるということです。

それこそが、朝から食欲が生まれる状態なのです。


量や油が多すぎるとその分消化に時間がかかります。

また、夕食まで時間がない場合は十分に消化できずに朝を迎えることになります。

朝に食欲がでない場合は一度「夕食」を見直してみるのは、いかがでしょうか?


参考文献:早稲田大学研究論文「タンパク質摂取時間と筋量増加の関係」



執筆者

スポーツ栄養士

広瀬 陽香

(ひろせ はるか)


【セミナー】

  • ・ヤングリーグ

    大阪公立野球部

    九州大学野球部

    ・水泳

    選手や、ジュニア期(中学~高校生)アスリートの保護者の方など


【個人サポート】

  • ・野球

    全日本選手権出場

・バスケ

全国中学校バスケットボール大会優勝校

・陸上

日本インカレ出場選手


個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じて、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。




怪我を防ぎ戦い続けられる身体をつくる食事術”


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