美容鍼が気になる方必見! 効果やデメリットなど美容鍼のよくある質問に答えます
SNSやテレビを見ていると芸能人やモデルが顔にハリセンボンのように鍼を刺しているのを見かけたことはありませんか?見た目のインパクトや鍼をした後の顔の変化に美容鍼が気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなあなたのために、美容鍼が実際どのように行われているのか、効果やデメリットなど、美容鍼についてよくある質問について解説していきます。
美容鍼とはそもそも何ですか?
東洋医学の「鍼灸」は鍼や灸を使って人が本来持つ自然治癒力を引き出し、病気の回復サポートや健康増進を促します。近年では鍼灸の科学的な根拠も明らかになりつつあり、WHO(世界保健機関)でも多くの鍼灸療法の効果を認めています。
その鍼灸療法を「美容」の目的でアレンジしたものを「美容鍼」や「美容鍼灸」と呼んでいます。
美容鍼の一番の特徴は鍼灸の得意とするホルモンバランスや自律神経を整えたり、内臓の働きや血流を改善することで見た目の美しさだけでなく、身体の中から美しさを引き出すことだと思います。
美容鍼にはどんな効果がありますか?
顔に鍼を刺すと血流が良くなり肌の老廃物が代謝され肌のくすみや目のクマなどが改善され透明感がでることが期待できます。
また、ニキビや肌荒れといった肌のトラブルも血流が良くなることで細胞1つ1つに栄養がいきわたり肌の状態の修復が見込まれます。
血流が良いと顔のむくみも解消されるので、フェイスラインがくっきりとして小顔効果も期待できます。
顔や頭についている筋肉を鍼で刺激すると硬く緊張していた状態から柔らかくほぐれて本来の筋肉のコンディションになります。
そうすると表情が柔らかくなったり、眉間のシワやほうれい線がうすくなったり、ぱっちりと目が開けられようになったり、アゴのエラ張りが気にならなくなったり、頬の位置が高くなってリフトアップするなど様々な変化が期待できます。
顔以外にも首や肩、手足やお腹など身体にも鍼を行えば、全身の疲労が癒され「見た目の美しさ」だけでなく、身体の中から溢れ出る「健康美」に導くこともできます。
鍼は痛くないですか?
美容鍼に使う鍼は注射針とは全く違うもので、髪の毛くらいの超極細の鍼を使用します。細くても柔らかくしなるので、刺しているときにぽっきり折れることはありません。
刺さる時に感じる痛みは蚊に刺されたときのようなもので、ちくっとした軽い痛みが分かるか分からないかといった感じです。刺すのは皮下5mm程度で顔の表面にちょこんと鍼が刺さっています。
美容鍼中はおしゃべりをしたり、気持ちよくなって眠ったりするほど、痛みが辛いといった方は少ないです。
美容鍼のデメリットはありますか?
美容鍼のデメリットは痛みが多少あることと、出血のリスクがあることです。痛みは先ほどの解説のように全くないわけではないので、初めての方はドキドキするかもしれません。
しかし、やってみれば我慢できないほどの痛みではないことに安心できると思います。
鍼を刺すことで血流の滞っている場所ではまれに出血することがありますが、それもすぐに出血が止まるぐらい少量です。もし内出血になった場合は1~3週間で自然に消えます。
出血のリスクは鍼を刺す以上ゼロにはできませんが、鍼灸師は高い技術力と洗練された道具を使うことでリスクを最小限にしています。
どのくらいのペースで通うと良いのでしょうか?
個人差があるので一概には言えませんが、美容鍼の効果は施術直後から1~2週間維持する方が一般的です。
初めは1週間に1~3回くらいのペースで一気にお肌の状態を改善し、その後少しずつ間隔をあけるようにすると月1回のメンテナンス施術でも肌の状態を維持できるようになっていきます。
美容鍼を選ぶときのポイントはありますか?
美容鍼はそれ自体が身体に負担が少なく、自然治癒力を引き出すものです。どの鍼灸院で受けても満足できると思います。
しかし、さらに高い満足感を追求するなら、美容鍼は流派や考え方が鍼灸師によって違うので、まずは行こうと思う鍼灸院がどのような美容鍼メニューをやっているかを確認してください。
鍼だけでなく、お灸や電気などより充実した施術を提供している場合もあります。顔だけでなく、身体の状態も見てもらえるかということや通いやすさ、鍼灸師とコミュニケーションがとりやすいかも、美容鍼では大事になってきますのでチェックしてください。
美は一日にしてならず。継続してこそ高い満足感が得られるので、通いやすさはポイントだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。美容鍼について少し様子が分かったでしょうか?他にも美容鍼について不安なことや知りたいことがあると思います。
ぜひ、まだまだ興味があるようでしたらお近くの鍼灸院に聞いてみてください。きっと親切に教えてくれると思います。最後に私の治療院に美容鍼で来られる方は30~70代と大変幅広く、女性だけでなく、男性の方もいらっしゃってます。
自分の顔が若々しく健康であることは生きる活力につながる良いことだと思います。マスクに包んでいるうちにすっかり老けてしまわないように、美容鍼でメンテナンスしてみてはいかがでしょうか?
執筆者
鳴島 友理
(なるしま ゆり)
【資格】
はり師・きゅう師免許 平成16年厚生労働大臣認定資格取得
大師流小児はりの会 上級課程修了
認定子育てハッピーアドバイザーHAT認定資格取得
【所属】
一般社団法人 日本小児はり学会 所属
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