産後ダイエットは食事「制限」より食事「管理」

記事


妊娠中の体重増加、出産後にいつか戻るかと思っていても、なかなか戻らない場合があります。


産後のダイエットは食事制限よりも食事の管理をすることでスムーズに成功するコツをお伝えします。


やせやすい体づくり

関節の動きを広げる

出産を機に、関節の動きが硬くなり、さらにホルモンの影響で脂肪が蓄積されやすくなっています。


授乳でそれなりのエネルギーを要するも、ネットの便利さや、運動不足、屋内での滞在時間の増加により消費エネルギーより摂取エネルギーが上回ってしまうケースがあります。


関節の動きを広げ、スムーズに使えるようになることで日常生活での動作を、パワー系の筋肉(白筋線維)よりも、脂肪燃焼筋(赤筋線維)を無意識のうちに使えるようになり、やせやすい体にすることができます。



食事「管理」で楽しくダイエット

脂肪燃焼筋を使える体になると、脂肪と糖をエネルギーに変える能力が向上するため、たとえ食事はこれまでどおりでも、やせていきます。


もちろん、食事量を減らした状態を続ければ、一時的に大きく体重は減るでしょうが、「食事量を戻すと元の体重以上になり、リバウンドした」とおっしゃる方が本当に多いので、私はおすすめしていません。


というわけで、今日は、より効率よく体重・体型管理をするために、食事「制限」でなく食事「管理」をお伝えしていきます。


食事「管理」とは


私たちが患者さまのダイエットをサポートするため、食事「管理」を勧め始めたきっかけは、食事を抜いてはリバウンドを繰り返す患者さまが、ちゃんと食べているのかをチェックするためでした。


授乳や育児は相当なエネルギーを要するため3食、食べることはとても重要です。

食べないと栄養素が偏るからです。


きちんと3食食べないと、体が栄養を求めて空腹感が増し、耐えるために体が緊張してしまい、リラックス時(脱力時)に活動する脂肪燃焼筋の活動量が減ってしまいます


食事「管理」の方法



口に入れたもの(水やノンカフェインのお茶以外)はスマートフォンのカメラで撮影し、アルバムに保管していきましょう。


こんな簡単な食事「管理」をしただけで、体重の減少が自然に加速しました。


「これはなかなか良い!」となり、今ではみなさんに、口に入るものの撮影をお勧めしています。


自分一人のLINEグループを作成したり、食べたものの画像からエネルギー量や栄養素などを割り出す健康ダイエットアプリを使い、楽しく管理している方もいらっしゃいます。


「つい写真撮影前に食べてしまった!」という場合は、

空のお皿や、お菓子の袋の撮影、メモでの記録をしていただくと○です。


関節の動きを取り戻しながら、口に入るものの撮影率が100%になると、体重の変化も加速し楽しくなります。


1週間に1度でも、口に入った食べ物、飲み物を振り返ると、不足している栄養素の確認になるため健康管理にもつながります。


まとめ

口に入る前に1枚パシャリ!

食事量はそのままで「管理」をすることで、無意識のうちに栄養バランスがよくなります。

間食は食後20分以内に(好きなものを)とっていただいて問題ありません。 

楽しくダイエットを続けていきましょう。



執筆者

トータルケアまえいけグループ
あさひ整骨院
日本橋浜町院
鍼灸師
柔道整復師

今村 匡子

(いまむら きょうこ)


【運営】

  • オンラインサロン「産後ケアを学ぶサロン」


【受賞】

  • DMM.com治療家オンラインサロン講師金賞


【著書】

  • 『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる!』(青春出版社)

  • 『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』(サンマーク出版)

  • 東洋経済オンラインビジネスニュースサイト著者

  • その他、全国紙、地方新聞、雑誌、週刊誌取材多数。講演、セミナーは年間50件を越える。



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