野球選手の栄養

記事

野球選手にとって、食事は日々のトレーニングと同等に重要なものです。


長時間、強度の高い練習に耐え、大事な試合で力を発揮するには、丈夫な身体づくりが必要です。

身体をつくる材料は、食事です。口に入れ、消化・吸収されたもので身体は構成されています。

日々口にいれるものを意識していきたいですね。


今回は、野球選手にとっての食事についてお伝えします。


食事がもつ力

年齢や性別、運動強度や時間にあわせて適切な食事をとれると、身体に嬉しい効果があります。



例えば、

①身体を大きくできる

②背を伸ばす後押しをする

③風邪や怪我を予防する・自然治癒力を引き出す

④スタミナ切れをおこしにくくなる

⑤集中力が高まる



食事が変わると、フィジカルはもちろんのことパフォーマンスコンディションも変わります。

今もっている悩みは食事を変えることで、解決される可能性もあります。


野球の技術面の上達は食事では難しいですが、技術を高めるための練習に耐えうる強靭な身体づくりや、集中力を保ったまま練習を行うという点では食事が関係してきます。


また、高めた技術をいかすための身体づくりにおいても食事が関係するため、食事は土台のような存在です。


野球選手の食事の基本は栄養フルコース型

栄養バランスの良い食事を組み立てることは一見難しそうに思われますがそのようなことはありません。

栄養フルコース型という、だれで簡単にも5大栄養素+食物繊維を1食でとることのできる食事方法があります。

これは、主食・主菜・副菜・乳、乳製品・果物の5つを1回の食事に揃えることで完成します。


主食:ご飯・パン・麺・餅・コーンフレーク・芋が挙げられます。

野球をする際の、身体と頭すべてのエネルギー源となる炭水化物が豊富に含まれています。

不足すると、エネルギー不足になり身体を大きくすることが難しくなる場合もあります。


主菜:魚・肉・卵・豆、豆製品が挙げられます。

野球において、球速やバッティングの飛距離は重要なポイントであり、それをアップさせるためには、筋肉量を増やす必要があります。その筋肉の材料が主菜に多く含まれるタンパク質です。

給食では、可能な限りおかわりをすることを心がけ、外食では一般的な量の1.5~2倍量とるイメージがよいです。


副菜:野菜・きのこ・海藻が挙げられます。

体調を整えてくれたり、お腹の中をお掃除してくれたりと、コンディションを維持するために重要です。

野菜は淡色野菜と緑黄色野菜に分けられますが、緑黄色野菜の方がカルシウム・鉄・マグネシウム等のミネラルや、ビタミンC・ビタミンK・ビタミンA(β-カロテン)等のビタミンが豊富です。色の濃い野菜をしっかりととりましょう。


乳・乳製品:牛乳・チーズ・ヨーグルト等が挙げられます。

骨の材料になるカルシウムを豊富に含むため、骨を強くしたり、怪我予防をしてくれます。

乳アレルギーや苦手な場合には、小魚・魚の缶詰・青菜の野菜で補うこともできます。


果物:様々な果物がありますが、エネルギー摂取量を上げたい場合にはバナナ、

腸内環境を整えたい場合には食物繊維が豊富なキウイフルーツがおすすめです。

野菜にもビタミンCは含まれますが加熱をすると減りやすいビタミンなので、

生で食べることのできる果物で摂取すると効率的です。酸味のある果物がおすすめです。


1回覚えておくとどこでもいかせる



栄養フルコース型は、どこにどのような食品が属するかを掴んでおけば、外食、スーパーやコンビニでの中食、遠征先のバイキング等様々なシチュエーションで十分に栄養素を摂取することができます。




執筆者

スポーツ栄養士 広瀬 陽香(ひろせ はるか)


【セミナー】

日本少年野球連盟、東京都軟式野球連盟

ヤング・ボーイズチーム、大阪公立野球部、九州大学野球部

J-STARプロジェクト JHAエリートアカデミー

(公益社団法人日本ホッケー協会が実施する育成プログラム)


【個人サポート】

野球:ボーイズ・シニア・ヤング・部活動

バスケ:全国中学校バスケットボール大会優勝校

サッカー:高校新人戦兵庫県大会優勝

スターティングメンバー

陸上:日本インカレ出場選手

フィギュアスケート:ジュニアオリンピック出場選手

ホッケー:オリンピック出場選手



個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じ、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。


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