ランニングウォッチを活用しよう

ランナーにとってランニングシューズと同様に欠かせないアイテムのランニングウォッチ。
今回のコラムではランニングウォッチの必要性や活用方法についてお話をします。
心拍数やペースなどデータを管理できる
ランニングウォッチはメーカーによって使える機能は様々ですが、GPSが搭載されているものや心拍数を計測できるウォッチは、トレーニングにおいて非常に活用できる機器です。
GPS機能はリアルタイムで距離やペースを知ることが可能です。
メニューを決める際も、距離やペースなど細かく設定することが出来ます。
ご自身のその日の体調や調子によっては、走っている感覚と実際のペースにズレが生じることもあります。
そのような時でも、GPS搭載のウォッチがあると決めたペースで走れるので、安定してトレーニングに取り組めますね!
また、心拍計測機能がついているウォッチもご自身の心拍数を把握できるので、無理なくトレーニングに取り組むことが出来ます。
ランニングデータを記録することができる
最近のランニングウォッチはアプリケーションと連動しているので、スマホやPCで簡単にトレーニングした日のデータを見返すことができます。
アプリ内では走った距離やコース、ペースを確認できる他、ランニングフォームのチェック項目である上下動・左右差・ピッチ・ストライドなどのデータも確認できます。
日々のトレーニングやランニングフォームを数値化して確認できるので、改善ポイントやその日の調子も把握しやすくなります。
ご自身の走りの癖がデータで分かりますので、フォーム改善に向けた取り組みも意識できますね。
このように、日々のトレーニングのデータを考察することで、怪我の防止やパフォーマンス向上に役立ちます。
ランニングウォッチに頼りすぎるのは禁物!
ここまでは、ランニングウォッチの機能や活用方法について話をしました。
便利なランニングウォッチはトレーニングのデータを確認するために重要ですが、気を付けてほしい点は、ランニングウォッチの機能に頼りすぎたり、ペースを気にして頻繁に確認してしまうことです。
ランニングウォッチはあくまでトレーニング時のペースや距離などを把握するためのものですので、必要以上に気にして、確認してしまうと、かえって集中力低下やフォームの乱れに繋がるリスクがあります。
例えば、ウォッチを見るポイント(1km毎に確認)を決めて、それ以外は自分の身体と対話しながら、ランニングに集中することが大事です。
また、トレーニング環境によっては、距離やペースなどもデータが正確に出力されない場合もあるかもしれません。
ランニングウォッチに頼りすぎず、ご自身のランニングの身体の感覚を大事にすることも重要です。
まとめ
今回はランニングウォッチの機能と活用方法、気を付ける点についてお話しました。
いかがでしたか?
色んな会社で多機能なウォッチが発売されており、ランニングシーンに活躍するモデルが多くあります。
ご自身の目的に合ったランニングウォッチを着用して、ランニングをより楽しみましょう!
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執筆者
服部 融法(はっとり ゆうほう)
合同会社HATTORI project 代表社員
リハビリ&トレーニング C-power 代表
理学療法士
JATI・ATI
JHBA認定アドバンスメンタルトレーナー
保健体育教員免許
海外での柔道指導、高校保健体育科の教諭、病院でのリハビリ科勤務。さまざまな分野の経歴を持つ異色のトレーナー。
現在は不調がある方や高齢者からスポーツ選手まで幅広く
リハビリトレーニングを行っている。
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