筋トレの目的はいろいろ

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健康志向の高い今、筋力トレーニングをしている方も多いのではないでしょうか。


ジムで一人黙々と頑張る方、教室でみんなと一緒に楽しく頑張る方、パーソナルジムで専門家の元で指導を受けて鍛える方、さまざまな形で鍛える方法があります。

筋トレの目的


皆さんはどんな目的で筋力トレーニングをされていますか?


筋トレという言葉のイメージから、多くの方がムキムキに鍛えるイメージがあるのではないでしょうか?


そのほか、スポーツ選手が行うイメージ、ダイエットにおいても食事制限だけではなく、合わせて筋トレをするイメージなどもありますね。


つまり、筋力トレーニングは様々な目的において役立つものになります。


トレーナーである私が担当している方の中には、ご高齢な方で生涯健康を目的にしている方がいらっしゃいます。


その方の筋力トレーニングは、もちろん低負荷ですが、体操のような「動かす」だけでなく「筋トレ」をして鍛えています。


その結果、筋肉量が着実に上がってきて、元気に日々を過ごされています。


また、高校生で学校に行けなくなり、自分に自信がなくなった子が、筋トレを通して自分に自信をつけたという方もいらっしゃいます。


胸筋が大きくなるにつれ、本人も喜んで自身に満ちた顔つきになってきていました。


一方で、疲労を回復させるために筋力トレーニングを行う方もいらっしゃいます。


軽い負荷で体を動かす程度に行うトレーニングです。これを「積極的休息」と言います。


すっきりして疲労が軽減します。


このように筋力トレーニングはいろいろな目的に活用できます。

筋肉の役割


そもそも筋肉とは体を動かすエンジンにあたる部分です。


エンジンが大きい方が速く長く動けるということになります。


例えば、マラソン選手の筋肉は長い距離を走るため、持久系の遅筋繊維の筋肉が必要です。


ただ、競い合うためにはスピードも必要です。


これは走るだけのトレーニングよりも、プラスで筋力トレーニングも行っている選手の方が筋肉量が増え、より速く長い距離が走れます。


筋力は各種目の競技にあった範囲で筋肉をつけていくことが必要となります。


筋力トレーニングは必要なこととはいえ、むやみに鍛えたらいいものでもありません。


例えば、マラソン選手の場合、筋肉が必要であっても、ムキムキになってしまうと体が重くなり、長距離を走れない体になってしまいます。


では、それぞれどんなトレーニング、どこを鍛えるのが良いのでしょうか?

筋肉のつけ方


目的ごとに筋肉のつけ方は変わってきます。


生涯健康を目的にしている方は主に股関節を中心に鍛えることをおすすめします。


それは、「健康=歩ける」「歩ける=股関節を使用している」ということで股関節、具体的にはお尻(殿筋)を鍛えることをおすすめしています。


ダイエットであれば、全身偏ることなく鍛えると良いでしょう。


部分痩せという言葉もありますが、体はすべて繋がっています。


一部位だけ痩せることはできません。そのため、ダイエットにおいては全身を鍛えることが重要です。


自信をつけたい方は、どの部位に自信を持ちたいのかを確認し、その部分は強化して鍛えます。


男性であれば胸(大胸筋)や腕(上腕二頭筋)を鍛えたい方が多い傾向にあり、


女性は二の腕(上腕三頭筋)やお尻(殿筋)、もも(大腿部)を鍛えたい方が多い傾向があります。


スポーツ選手は多くの競技で、殿筋とハムストリングスを鍛えることが重要になります。


体を動かす主な関節は股関節になり、股関節を動かす筋肉はお尻周りです。


これは生涯健康を目的としたトレーニングに共通します。


このように筋力トレーニングはいろいろな目的で活用できます。


どんな体になりたいか?そのためにはどのようなトレーニングをしたらよいのか?


正しいトレーニングで理想の体を手に入れましょう。

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執筆者 

服部 融法(はっとり ゆうほう)


合同会社HATTORI project 代表社員

リハビリ&トレーニング C-power 代表

理学療法士

JATI・ATI

JHBA認定アドバンスメンタルトレーナー

保健体育教員免許


海外での柔道指導、高校保健体育科の教諭、病院でのリハビリ科勤務。さまざまな分野の経歴を持つ異色のトレーナー。

現在は不調がある方や高齢者からスポーツ選手まで幅広く

リハビリトレーニングを行っている。

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