アスリート育成に必要な食事とは?バランスの良い食事で我が子をサポートしよう①

記事

バランスの良い食事は原点であり頂点

現在、誰もが簡単に情報を発信できる時代になりました。非常に便利な時代ですが、それと共に沢山の情報により

「結局何が正しいのかわからない」と思うこともあるのではないでしょうか?


また情報だけでなく、「サプリメント」や「健康食品」等の便利な商品も沢山出回っています。


何が正しいのか、何が良いのかを悩む前にまず今の食事が「バランスの良い食事」であるのかを見直してください。これは食事の基礎であり、最も重要なことです。


今回の記事と次回の記事を通して、“バランスの良い食事”の重要性を再認識していただけると嬉しいです。 

バランスの良い食事はアスリートの土台になる

いくら体力・筋肉をつけるためのトレーニングを行ってもそこに適切な食事がなければ、トレーニングの効果は身体に現れてきません。


「走り込みですぐに疲れる・体力がつかない」

「トレーニングを十分にしているのに筋肉がつかない」

これらは食事が不足している可能性があります。


適切な食事があって初めてトレーニングの成果が現れます。適切な食事というのが「バランスの良い食事」です。


主食から乳製品までを揃えれば丈夫な身体ができる

バランスの良い食事というのは簡単に言えば

「主食」・「主菜」・「副菜」・「果物」・「乳製品」がそろった食事です。

※アレルギーの場合や乳糖不耐症の場合を除きます。



「主食から1つ、主菜から1つ・・・」というように1食につき最低でもそれぞれの種類から1つずつ食品を選んで食べる必要があります。


この絵を頭の中にいれておきましょう。

また、中学生以上になると「コンビニ」や「ファストフード店」等“自分で食事を選択する機会”に出会うことが増えます。


その時に選ぶことができるように、保護者だけでなく

「選手本人」もこの知識を持ち活用できる力をつけなければなりません。

アスリートであれば、どのような時でもこれらを揃えた食事をとりたいものです。


身体を大きくするには「タンパク質が大事!」や「ご飯量が大事!」と言われることもありますが、何かに偏ってしまっては丈夫な身体はできません。


例えば、ご飯や麺類等の「主食」を十分に摂取できていても他の種類の食品がなければタンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルが不足し「筋肉の材料」や「筋肉合成のサポートをする物質」がありません。


それぞれの栄養素が異なる力を持ち身体の中では様々な栄養素が“チーム”になって働いています。


ただ、どのような食品にどのような栄養素が多く含まれているかを毎回確認して料理を作ってはいられませんよね。

ですが先ほどの、「主食」・「主菜」・「副菜」・「果物」・「乳製品」の図を思い出してみてください。

この中から順に選んでいくというならできそうです。


そしてそれらを揃えることである程度の栄養素は自然に集まってきます。

次回は、それぞれに含まれる主な栄養素と働きについてお話します。




執筆者

スポーツ栄養士

広瀬 陽香

(ひろせ はるか)


【セミナー】

  • ・ヤングリーグ

    大阪公立野球部

    九州大学野球部

    ・水泳

    選手や、ジュニア期(中学~高校生)アスリートの保護者の方など


【個人サポート】

  • ・野球

    全日本選手権出場

・バスケ

全国中学校バスケットボール大会優勝校

・陸上

日本インカレ出場選手


個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じて、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。



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