子どものアトピー対策、このままで大丈夫?不安がある時に読んでほしい。

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子どものアトピー鍼灸の実際

お子さんのアトピーで悩まれている方は多いと思いますが、そこに「鍼灸施術」「東洋医学」でのアプローチを考えたことはありますか?実際に鍼灸を選択するとどのようなことが期待できるのか気になりませんか?


今回はアトピーで悩む親子にとって鍼灸を取り入れるとどうなるのかがわかるように解説していきます。

アトピーってどんな病気?

アトピーは正式にはアトピー性皮膚炎とよばれ、かゆみのある湿疹が皮膚に現れる病気です。慢性的で良くなったり悪くなったりを繰り返す特徴があります。生後数か月で発症することもありますが、はっきりとした原因はわかっていません。


日本皮膚科学会が2018年に策定した「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」では、ステロイド外用剤がアトピーの第一選択薬とされています。ステロイド外用剤は使い方が難しく副作用もあります。そのためにステロイドの副作用に悩む方や、このままステロイドを使い続けて大丈夫だろうかと不安でいっぱいのまま治療をしている方など治療の現場ではまだまだ問題があると感じています。


アトピーで困ることは?

アトピーで悩むことは多く、強いかゆみのためイライラ・そわそわしたり、ぐっすりと眠れなかったり、心身ともに疲弊します。湿疹とかき傷で痛んだ皮膚をみて他人からあれこれ言われたり、患者自身もそれを気にして自分に自信が持てなくなるなど、社会生活にも不調をきたすことがあります。


このようにアトピー患者を取り巻く環境は厳しく、少しでも楽に安心して生きていけるようにと願うばかりです。

鍼灸師ができること

では、鍼灸師にはいったい何ができるのでしょうか?


鍼灸師とは、「はり師」「きゅう師」という国家資格を持つ人のことで鍼やお灸を用いて体に施術することが認められています。薬剤についての指導は認められていないので、アトピー治療のステロイドの是非や漢方についての処方・助言などもできません。


お子さんの場合には刺さない鍼を用いた「小児はり」での施術になることが一般的です。


病気を治すのはだれ?

お子さんが風邪をひいたとき、ケガをしたとき、病気や傷を治すのは誰だと思いますか?薬やお医者さんの力でしょうか?

ご家族の力でしょうか?


私はどれも助力にはなっていると思いますが、病気や傷を治しているのはお子さん自身の持つ力だと思います。


それはもちろんアトピーの治療でも当てはまります。アトピーを治してほしいと薬やお医者さんに頼りたくなるのは間違いではありませんが、それよりもっと大切なことはお子さんの持つ治癒力を引き出すことではないでしょうか?


お子さんの持つ治癒力を引き出すために

鍼灸や小児はりにはそういった、お子さんの持つ治癒力を引き出すための効果が期待できます。とりわけ、小児はりは0歳のお子さんから施術を受けることができますし、鍼を刺すわけではないので痛みなどはなくおすすめです。


施術は一般的には10分以内の短時間で終わりますし、心地よい施術なのでお子さんが飽きたり嫌がったりする心配もありません。

どうして小児はりでアトピーが良くなるの?

小児はりを続けるとアトピーが良くなると断言したいところですが、実際は良くなるお手伝いができるというのが正解です。それは先ほども言った通り、治すのは患者自身だからです。


さあ、小児はりを受けると身体はどうなるのか?


小児はりをうけたお子さんの多くは「寝つきがよくなる」「便通が良くなる」「食欲が出てくる」「生活リズムが整う」といった変化が出ることがしばしばあります。それは、小児はりの心地よい刺激がオキシトシンというホルモンの分泌を促しているからではないかといわれています。


オキシトシンは幸せホルモンと呼ばれ、身体が心地よいと感じたときに分泌されていることが分かっています。オキシトシンの作用は幸福感や他者への信頼といった感情を起こさせるだけでなく、ストレスの軽減や心臓機能の向上、血流改善や感染症予防といった免疫力にも大変影響があるホルモンです。


「寝つきがよく」なれば一日のリズムがしっかりつき自律神経が安定します。

「便通がよく」なれば老廃物を身体から出すことができます。

「食欲が出て」くれば皮膚のもとになるたんぱく質の供給がアップします。

「生活リズムが整えば」安心して生活できます。


その結果身体が丈夫になり、アトピーで苦しむことが次第に減っていきます。

「養生」考え方も大切

鍼灸師の特徴のひとつに「東洋思想」を学び、「東洋医学」を習得していることが挙げられます。「東洋思想」からみた人間は生き物であり、生き物は万物の中で互いに影響を受けながら調和を保ちながら存在しています。人間も例外なく自然のルールのもとから外れることはありません。また、東洋医学では病気は身体からの警告であり、本来は病気になる前に病気を治そうといった「未病治」の考え方を大切にしています。


そこで生まれたのが「養生」という考え方です。人間が寿命を全うできるように、自然のルールに沿った病気を未然に予防する生き方のことです。


鍼灸師はこの養生についてもよく知っています。アトピーで悩む人の生活全般、衣食住や心もちなども養生の視点からアドバイスができます。


アトピーという病気を通して、衣食住を見直し、自然のルールに沿った生き方を学ぶ、そういった機会にもなるかと思います。


まとめ

アトピーで悩む親子に小児はりを選択肢の一つに入れてもらえるように、小児はりの実際を解説しました。


お子さまの治癒力を引き出すことを目的とした小児はりの施術についてはイメージできたでしょうか?


鍼灸師から「養生」のアドバイスをうけてアトピーが楽になる生き方を学ぶことは小さなお子さんが長い人生のなかで得られる財産の一つになると思います。

    
ですから、お子さんのアトピーに悩む保護者の方には、お子さんの持つ力を信じてほしいと思います。薬やお医者さん、ホームケア、どれもお子さんの治癒力を支えるためにあります。


保護者の方がどんなに治してあげたいと思っていても周りにできることは支えること、信じることです。お子さんの持つ力を引き出すことを考えて鍼灸や小児はりを選択肢に入れてもらえたら幸いです。


執筆者

近藤治療院 院長

鳴島 友理

(なるしま ゆり)


【資格】

  • はり師・きゅう師免許 平成16年厚生労働大臣認定資格取得

  • 大師流小児はりの会 上級課程修了

  • 認定子育てハッピーアドバイザーHAT認定資格取得


【所属】



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