ひねりの力で骨格を整えよう!

記事

背骨の構造

人間の体は生まれた時から地球の重力の影響を常に受けています。


支柱である背骨は、重い頭を支えるために一番バランスが取りやすく、地球の重力に沿うS字カーブとなりました。



さらに私たち人間は成長過程において、筋肉・靭帯・骨格や器官臓器も地球の重力線に合わせるように微妙なひねりや回転を加えながら調整することで直立二足歩行のできる構造となっていきます。


また地球の自転と重力という環境からの影響を受けて存在しているため、ひねりや回転といった立体的なアプローチをすることで、骨格構造を効果的に整えていくことに繋がります。


人間単体で考えるととても難しいように感じてしまいますが、


◯骨格構造として直立できるように背骨のS字カーブを作ること


◯他の動物と同じように重心移動によって動けるよう関節を締めること


この2つが重要ということです。


関節を締めるというのは、仰向けになった時につま先が外に向かない、歩く時に踵からつま先までの重心移動が出来る状態のことです。

逆に緩んでいるというのは、仰向けになった時につま先がガニ股になることや靴の踵の外側ばかりが擦れてしまったりする状態で、歩く時に踵からつま先までの重心移動が出来ないため、外側の筋肉に負担をかけてしまいます。


下記の写真をご覧ください。①➡締めた状態、②➡緩んでいる状態です。

また股関節のネジは股関節だけの問題ではなく背骨が根本の原因と言えます。



直立するために背骨のS字湾曲が必要なことは先に述べた通りですが、関節を締めることも直立する人間にとってはとても大切なことです。


体の関節は締めていくことで骨格構造が整い、動物のように重心移動で動けるしなやかな体作りに効果的です。

骨格ベクトルトレーニング

ひねりの力で背骨と股関節をケアしよう!


※動画内では、鏡のように伝えた方がわかりやすいように左右逆脚で行っております。


①右脚を前に出して立ちましょう

②左の膝が緩むよう上半身の力を抜きます

③背骨は丸めた状態で頭頂部から胴体まで順番に時計回りに捻ります。

④右膝が自然と曲がってきたら、気をつけながら正座になり顔はネジったまま、右の腕をももに差し込んで体をももにあずけます。

⑤右脚付け根を支点にするように正座で小さくなったまま右側に一回転しましょう。

※回るのが難しい方はそのまま5呼吸程度静止し、頭が最後になるように起き上がりましょう。

⑥頭が最後になるように起き上がります。

⑦逆側も同じように行います。


ポイントは地球儀のように支点を定めることが重要です。支点がなくなると体に回旋の力が加わらなくなってしまうので注意しながら回転しましょう。



回転やひねりは慣れない動きのようで、普通分娩では身体をひねりながら産道を通り産まれてきて、私たちがはじめに行う動きです。

地球の自転しかり、ひねりや回転は地球で生きる全てのものが受けている力です。

その力を使いながら骨格構造を整えることで表面的ではない立体的な体作りとなっていきます。


骨格ベクトルトレーニングでより効果的な体作りを試してみてくださいね!




執筆者

パーソナルスタジオ「ON Body」主催

骨格ベクトルトレーナー/骨格セラピスト

山瀬 佳美

(やませ よしみ)


これまでに受講した生徒数約1万人!

ヨガインストラクター育成講師として約300人以上のインストラクターを輩出した実績を誇る。


【運営】

パーソナルスタジオ ON Body


【資格】

  • JYIA日本ヨガインストラクター協会 3.2.1級取得

  • JYIA認定ヨガインストラクター育成講師

  • Yoga_ed認定キッズヨガインストラクター(pre_k k8取得)

  • Yoga sequence design修了

    オーガニック料理ソムリエ

    骨格ベクトルトレーニング受講中




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