産後の体型崩れの解消!出産後の体型ケアに必要なこと
出産経験があるから ”体型が変わってしまうのは仕方がない” と諦めるなかれ!
1 骨盤サイズ
2 筋力
3 関節可動域
この3つにアプローチをすることで、産後の体型崩れの解消が期待できます。
出産をきっかけに、お腹やお尻まわりのシルエットが元に戻らない女性は、このうちのどれかが欠けている可能性があります。
前回は骨盤サイズについてお伝えしました。
今日は筋力についてです。
産後に取り戻すべき筋力の場所は?
それは骨盤の中、奥深くに存在している「腸骨筋(ちょうこつきん)」という筋肉です。
骨盤の内側を覆うようにべったりとついていて、太ももの骨まで繋がっている筋肉です。
骨盤を内側からしめる作用があり、太ももの動きとともに活動します。
赤ちゃんがお腹の中にいる間は、妊婦さん特有の小幅歩行になり、脚を高く上げる機会が減ります。そのため、骨盤内の筋力が衰えてしまいます。
腸骨筋は、姿勢の保持にも関わる筋肉で ”今” この瞬間も仕事をしています。
意識的に動かさなくとも、筋力があることで勝手に活動してくれる優れた筋肉なのです。
筋肉は活動とともに、脂肪と糖をエネルギーに変える働きをします。
「わたし、運動しなくても全然太らないんです」という女性がいますが、きっと勝手に活動する腸骨筋のような筋肉が発達しているのでしょう!
腸骨筋を使って、筋肉量を増やしませんか?
腸骨筋は太ももの前を伸ばすように大股歩きをすることで、活動しやすくなります。
背筋をピンと伸ばして、いつも着地している足の場所から10センチ遠くに足を着地させます。
太ももの付け根あたりが伸びていることを感じられればバッチリです。
普段の歩行の歩幅を意識して、骨盤の中の筋肉にお仕事をしてもらうことで「自然と痩せやすい」体質を獲得しましょう。
次回は、関節可動域について解説いたします!
執筆者
トータルケアまえいけグループ
あさひ整骨院
日本橋浜町院
鍼灸師
柔道整復師
今村 匡子
(いまむら きょうこ)
【運営】
オンラインサロン「産後ケアを学ぶサロン」
【受賞】
DMM.com治療家オンラインサロン講師金賞
【著書】
『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる!』(青春出版社)
『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』(サンマーク出版)
東洋経済オンラインビジネスニュースサイト著者
その他、全国紙、地方新聞、雑誌、週刊誌取材多数。講演、セミナーは年間50件を越える。
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