大人の健康糖質制限
糖質制限の落とし穴
数年前に糖質制限が流行りはじめ、ダイエットや健康のために実践した方もいるかもしれません。しかし、実際に糖質制限をしてみると体力や集中力の低下を感じた方もいるのではないでしょうか。
糖質を悪者扱いしていませんか。糖質は適切に扱うことで日々のパフォーマンスアップや
健康の維持に繋がります。今回は糖質制限の落とし穴についてお伝えします。
糖質を理解する

まずは糖質を正しく理解しましょう。
「糖質と炭水化物は全く同じものだとおもっていました」という言葉を聞くことがあります。糖質と炭水化物は、近い意味合いで使われていることが多く違いがわかりづらいと感じている人も多いかもしれません。炭水化物は、糖質と食物繊維をあわせた呼び方です。
簡単に表現すると、「炭水化物=糖質+食物繊維」です。糖質は人の消化酵素等により消化・吸収できますが、食物繊維は人の消化酵素では分解できず大腸で腸内細菌によって分解されます。糖質と違い吸収はされず排出されます。
また、糖質は脳や筋肉の主のエネルギー源になる栄養素です。一方で食物繊維は、多少のエネルギーにはなりますが、その量はわずかです。多くは腸内の掃除をする役割や、血糖値の急上昇を抑える働きをもっていて健康の維持や増進に働きます。
糖質制限の際に、穀物類を全く食べない人がいますが、炭水化物が豊富な穀物は、食物繊維も一定量含んでいます。糖質制限をすることにより食物繊維の摂取量も落ちる場合があります。
糖質は過剰摂取をすることで血糖値の急上昇や、脂肪蓄積に繋がるため、とりすぎはいけません。しかし、脳や筋肉のエネルギー源になるため糖質制限することによりエネルギーが不足して疲れやすくなったり、脳のエネルギーが不足し注意力が散漫になる場合があります。適切に摂取することが重要です。
糖質を減らすと体重が一気に落ちる理由

糖質源となる穀物類を避けた食生活をすることで、途端に体重が落ちる場合があります。このように極めて短い期間に体重が落ちる場合は、水分量によるものと考えます。
糖質は1gあたり3gの水分と結びついているとされているため、糖質を制限すると体内の水分量も減少し体重が減ります。
しかし、これは脂肪が落ちたというのではなく体水分量の減少による体重減少のため、少し食事量を増やすだけですぐに戻ってしまう特徴があります。
糖質制限を行うことで一気に体重が落ちたものの少し食べただけで体重が増える場合には体水分による体重減少だった可能性があることを覚えておきましょう。
たった数日間で体重が大きく変わるほど脂肪が増減することはありません。
極端な糖質制限は控える

毎食食べていた主食類(ご飯・パン・麺類など)を完全に抜く等の極端な糖質制限を行うことは控えましょう。
ご飯の糖質を真っ先に削るのではなくまずは、脂肪蓄積に直結しやすい砂糖を減らすことです。嗜好品の内容や量・頻度、普段の料理で砂糖をつかった料理ばかりになっていないか等を確認してみましょう。
正しい知識をつけて実行することで、より健康に過ごすことができます。
執筆者
【セミナー】
日本少年野球連盟、東京都軟式野球連盟
ヤング・ボーイズチーム、大阪公立野球部、九州大学野球部
J-STARプロジェクト JHAエリートアカデミー
(公益社団法人日本ホッケー協会が実施する育成プログラム)
【個人サポート】
野球:ボーイズ・シニア・ヤング・部活動
バスケ:全国中学校バスケットボール大会優勝校
サッカー:高校新人戦兵庫県大会優勝
スターティングメンバー
陸上:日本インカレ出場選手
フィギュアスケート:ジュニアオリンピック出場選手
ホッケー:オリンピック出場選手
個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じ、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。



