産後太り あなたは、どのタイプ?
妊娠・出産により、体型変化が起こったまま、出産後数ヶ月〜数年経つにも関わらず、妊娠前に戻っていないのは原因があります。
今回は、食生活以外に身体のクセによる「産後太りパターン」を紹介します。
当てはまるパターンは、1つとは限らず、複数重なっているケースもあります。産後太りにお悩みの方は、どの、パターンに当てはまるかチェックをしてみてください。
当てはまるものは?セルフチェックしてみよう

① お腹太りパターン
・デスクワークであった、もしくはデスクワーク
・スマートフォンの操作時間が長い
・体重は戻ったが体形は戻っていない
・昔から猫背(姿勢が悪い)と言われる
・上向きで寝ころぶとお腹がへこんで見える
・腹筋ができない
■気になる部分■
体重はそれなりに落ちているのに、お腹ぽっこりが戻らず、お腹のまわりだけが太っている。ウエストのねじりの動作の可動域制限が強く現れることが多い。
■なぜお腹が太るの?■
妊娠中にお腹が大きくなったことで、腹横筋や腹斜筋といったウエストまわりのインナーマッスルが伸びきっている。この着物の帯のようにお腹に巻きついている筋肉が、出産後は胴体を支えきれなくなり、肋骨と恥骨が近づくように、猫背になる。
腹筋が働かないことで、さらにそのまわりに脂肪がつきやすくなっている。
■解消のポイント■
骨盤と背骨を正常な状態に戻して、姿勢を整える。特に、肩甲骨を背骨に近づけ、正しい位置に戻すことが大切。
② お尻太りパターン
・ぎっくり腰の経験が2回以上ある
・慢性的に肩こりがある
・腰痛もち
・上向きで寝ることができない(もしくは痛い)
・カバンを持つ方向が決まっている
・スカートのファスナー部分やネックレスの留め具の位置がくるくる回ってしまう
■気になる部分■
お尻まわり(骨盤周径)が、妊娠前と比べて5〜10センチ大きくなったまま戻らない。お尻が左右に張り出し、太ももが太くなっている。
■なぜお尻が太るの?■
妊娠・出産で開いた骨盤が正常なサイズに戻っておらず、歪みが出ている。
歪み方は、両側に開いている人・左右でずれている人・ねじれが生じている人の3パターンがある。
骨盤が歪む理由は、妊娠・出産に限らず、食事の際に左右どちらかだけで噛んでいることや、足や腕をよく組むなど、日常生活で無意識に行っているクセからきていることも多い。
■解消のポイント■
骨盤の歪みや広がりを整える。
③ 下半身太りパターン
・服のサイズに上下サイズが異なる(上が小さく、下が大きい)
・運動神経は良いほうだった
・足のむくみが出やすい
・パンプス、ハイヒールで歩行する機会がある
・親や親戚など身内に「下半身が大きい人」が多い
・お酒が好き
■気になる部分■
太ももをはじめ、下半身だけが太い。ふくらはぎから下がむくみやすく、足首がわかりづらい、いわゆる ‘‘ゾウ足‘‘ になっている。
■なぜ下半身が太るの?■
もともと筋肉の使い方が間違っていて、お尻の上部の筋肉である中殿筋や太ももの外側にある外側広筋、大腿筋膜張筋を使って歩くことで、太ももの横の筋肉が発達してしまったことが主な原因。
妊娠を機に、このクセがより顕著になり、下半身のボリュームが増している。
■解消のポイント■
股関節を柔らかくして、ガニ股ケア!
太ももの前側の筋肉を正しく使えるようにして、外側の筋肉の使いすぎを抑え込んで整える。
④ 全身太りパターン
・からだが硬いと感じる
・妊娠中、安静にしている期間があった
・冷え性
・睡眠不足である
・疲労、ストレスがたまっている
・からだのあちこちが痛い
■気になる部分■
以前に比べ、全身が太りはじめた。体重の増加がなかなか止まらない。
■なぜ全身が太るの?■
妊娠を機にストレスが溜まってしまい、自律神経が乱れている。からだから緊張が抜けず、常に気が張っている。
一度、気が抜けるとスイッチを入れるために、エネルギーを要する。
体が脱力、力が抜ける時間が減少しがちに。そういったからだの不調が原因で全身が太りやすくなる。
■解消のポイント■
心と体をリラックスさせるために、深い呼吸を伴いながらの、心地いいストレッチがオススメ。
最後に
生活習慣や、日常の姿勢により、さまざまな産後の変化があります。
不調や悩みの解消が、なかなかうまくいかない時は専門家を頼ってみてはいかがでしょうか。
執筆者
トータルケアまえいけグループ
あさひ整骨院
日本橋浜町院
鍼灸師
柔道整復師
今村 匡子
(いまむら きょうこ)
【運営】
オンラインサロン「産後ケアを学ぶサロン」
【著書】
『大丈夫なふりして生きてる人の体に効く こわばり筋ほぐし 』(サンマーク出版)
『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる!』(青春出版社)
『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』(サンマーク出版)
東洋経済オンラインビジネスニュースサイト著者
その他、全国紙、地方新聞、雑誌、週刊誌取材多数。講演、セミナーは年間50件を越える。



