朝食が苦手な選手でも食べられる朝食術

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学生アスリートの中には、朝食を食べていない選手がいます。 


朝食をとれないことはアスリートにとって大きな損失です。 


欠食をしてしまう理由は様々あるかとは思いますが、まずは「朝食をとる必要性」「手軽な朝食」をお伝えします。 


 

朝食が少ないことのデメリット 


欠食をしていることは、丈夫な身体づくりを目指すために見逃せません。 


特に消費エネルギー量が多いアスリートでは、昼・夕食の2食では必要なエネルギー量を賄いきれない場合が多くあります。 


また、1日の食事機会や量が少ないことは、筋肉づくり、コンディション維持などに必要な栄養素量もとりきれない可能性があります。 


「パワーがほしい」「フィジカルが強くなりたい」「スピードがはやくなりたい」「高くジャンプしたい」


このような変化を求めるならば、まずは朝からしっかり食べることが第1ステップでしょう。 


食事は計画的にとるもの 



「食べたい時に食べる」というのでは、アスリートの丈夫な身体はできません。 


何のためにとるのかを選手自身が意識する必要もあります。 


朝食をとらないで過ごすと、エネルギーが足りなくなってしまい、筋肉を分解してエネルギーをつくり始めてしまうかもしれません。 


そうなってしまわないように、「食」を身体づくりの一環として捉え、計画的にとっていきましょう! 


まずはごはん それから具沢山な汁もの 



アスリートの朝食というと、まるでホテルの朝食のような品数の多さや豪華さを想像してしまうかもしれません。 


しかし、そのような食事である必要はありません。 


まずは、重要なエネルギー源になる「ごはん」を食べましょう。 


ごはんが難しい場合は、うどんやパンでも問題ありません。



1品の食事に慣れてきたら、次は「たんぱく質+野菜」がとれることを意識してみましょう。 


この2つは、1つの料理でも十分実践できます。 


例えば、お味噌汁の場合、卵1個をお汁に落として半熟させることで、とても美味しくたんぱく質を摂取できます。 


他にも、ちくわ・ひら天・豆腐・お肉(豚汁の要領で)もお味噌汁に合います。 


野菜は冷凍品でも構いません。 


朝は時間のない保護者の方も多いはずです。 


まずは、「これならできそう」というところから始めていただければと思います。 


即実践にはハードルの低さが大切 


いきなり「あれもこれも変えないと」となると、ハードルが上がり実践まで繋がらない場合があります。 


まずは、保護者・選手が「できそう」と思うことから始め、少しずつ成功体験を積み重ねましょう。 


そうしていく中で、身体の変化を感じてもらうことが、選手の自主的な食行動に繋がります。 



執筆者

スポーツ栄養士 広瀬 陽香(ひろせ はるか)


【セミナー】

日本少年野球連盟、東京都軟式野球連盟

ヤング・ボーイズチーム、大阪公立野球部、九州大学野球部

J-STARプロジェクト JHAエリートアカデミー

(公益社団法人日本ホッケー協会が実施する育成プログラム)


【個人サポート】

野球:ボーイズ・シニア・ヤング・部活動

バスケ:全国中学校バスケットボール大会優勝校

サッカー:高校新人戦兵庫県大会優勝

スターティングメンバー

陸上:日本インカレ出場選手

フィギュアスケート:ジュニアオリンピック出場選手

ホッケー:オリンピック出場選手



個人サポート・セミナーやSNSでの情報発信を通じ、ジュニア期アスリートの『成長』の大切さと”自ら考え、実践できる選手”が1人でも多く増えることをテーマとしてスポーツ栄養士として活動している。

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