自分に合ったトレーニング環境を見つけよう

マラソンランナーが練習に取り組むにあたり、個人練習や練習会を活用するなど、自分に合ったトレーニング環境を見つけることで、効果的なトレーニングに繋げることができます。
今回のコラムでは、ランナー向けの3つのトレーニング環境におけるメリットや気を付けるポイントを解説していきます。
①スケジュール調整がしやすい個人練習
個人練習のメリットとしては走る時間帯やコース、距離など全て自分で決めてトレーニングが可能なことです。
また、その日の体調や身体の状態に合わせて練習メニューを変更できるのも個人練習の強みです。まさに自由なランニングスタイル。
一方で、自由にいつでもトレーニングを休むこともできてしまいます。そのため、特に初心者の方は明確なトレーニング計画を作っておくことが大事です。
マラソン練習は継続的な取り組みが大切です。
1人の練習時間を苦にせず、継続して取り組める方は個人練習がトレーニング環境としては良いでしょう。
②実践に近い状況で走れるクラブチームの練習会
次にクラブチームが定期的に開催している練習会に参加するトレーニングについてお話します。
練習会の特徴は、計画的にメニューが決まっており、走力別にグループを分けてペースメークしてくれる場合があります。参加人数が多ければ、よりレースに近い状況でトレーニングできます。
また、集団走の中を上手く走るスキルも磨けるので、ランナーとしての成長速度が上がりやすいのが練習会のメリットといえます。
気をつけなければいけないのが、自分の走力に合ったグループ選びです。選択したグループを間違えるとペースが速すぎたり、反対に遅かったりすると途中で離れてしまったり、物足りなさが残る内容になってしまう可能性があります。自分の走力に見合ったグループを選びましょう。
以上のことに気をつけて活用すれば、練習会はマラソンに向けた効果的なトレーニング環境といえます。
③プロランニングコーチのパーソナル指導を受ける
最後はプロランニングコーチの直接指導を受ける、いわゆるパーソナルトレーニングついてお話をします。
ランニングコーチのトレーニング指導内容としては
・個々の走力に合ったメニュー作成
・マンツーマンのペースメーク
・フォームチェック など
マラソン練習に必要な取り組みをサポートしてくれます。
また、トレーニング中も的確なアドバイスを受けられるのもメリットの1つです。
1人では出来ないメニューやこれだけは外したくないメニューに取り組む際、プロのランニングコーチのパーソナル指導は効果的です。
まとめ
今回は3つのトレーニング環境のメリットや気を付けるポイントについてお話しました。
前述でもお話しましたが、マラソン練習は継続が大事です。個人練習に取り組みつつ、練習会やランニング仲間とのグループランを活用することで、刺激を受けたりモチベーションも上がりますよね!
練習メニューやタイムが伸び悩むなど、困った際はランニングコーチに相談することが解決のきっかけになるかもしれません。
それぞれのトレーニング環境を活かして、自分に合ったマラソン練習に取り組んでいきましょう!
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執筆者
服部 融法(はっとり ゆうほう)
合同会社HATTORI project 代表社員
リハビリ&トレーニング C-power 代表
理学療法士
JATI・ATI
JHBA認定アドバンスメンタルトレーナー
保健体育教員免許
海外での柔道指導、高校保健体育科の教諭、病院でのリハビリ科勤務。さまざまな分野の経歴を持つ異色のトレーナー。
現在は不調がある方や高齢者からスポーツ選手まで幅広く
リハビリトレーニングを行っている。
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