産後に気をつけておきたい　かんたん美容エクササイズでシワ改善

年齢を重ねるごとに目元や首元に年々刻まれていき、老けた印象を与える顔のシワ。

ご自身のシワを鏡で見ながら「いつまでも若々しくいたいけれどもう手遅れかも…」と嘆いている方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、諦めるのはまだまだ早いです。

顔にできるシワはおもに3つの種類があり、それぞれの原因に合った正しい対策ができれば、セルフケアでも改善が期待できます。

美容サプリやスキンケアだけに頼らないで、根本的にシワを改善していく為のかんたん美容エクササイズを紹介していきますのでぜひ参考にしてください。

シワはなぜできるのか？

シワはどのようにしてできるのでしょうか？それを知るにはまず皮膚の構成を知ることが重要です。

皮膚は表面に近い方から「角質(かくしつ)」「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」「皮下組織(ひかそしき)」から成り立っています。

シワができる部分は主に「表皮」と「真皮」です。

表皮のシワ

お肌の表面により近い表皮にできるシワを表皮性シワといいます。

表皮は厚さが0.2ミリほどのとても薄い膜であり、角質で覆われています。表皮性のシワを小ジワやちりめんジワともいいます。

表皮性のシワができるのは主に皮膚の乾燥などが原因です。

表皮は細胞が入れ変わるターンオーバーが頻繁に起こる部分です。

若いうちはこのターンオーバーやお肌の弾力の低下によって表皮性のシワができたとしてもすぐに修復されていきます。

加齢に伴ってターンオーバーが乱れたり、弾力が失われたりして表皮性のシワができてしまいます。

真皮のしわ

表皮の奥の真皮にできるシワが真皮性シワといいます。

表皮の内側にある真皮は水分やヒアルロン酸などからなるゲル状の基質で、多くはコラーゲン線維、エラスチン線維などでできています。これらの働きにより肌のハリや弾力が保たれています。

真皮性のシワができるのは、主に加齢が原因です。

加齢とともに肌のハリを保つコラーゲンや、肌の弾力に作用するエラスチンが劣化・減少してシワができてしまいます。

シワの予防方法

ではシワの予防方法についてお伝えしていきましょう。

■紫外線対策をする

紫外線は肌の弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンに悪影響を与えます。

そのため紫外線からお肌を防ぐことが重要です。

紫外線はお肌のターンオーバーを乱す原因となり、シワができることにつながります。

紫外線対策には日焼け止めクリームが有効です。

また、日差しの強い時にはできるだけ直接日光を浴びないように日傘を差したり、ツバの広い帽子やサングラスを付けるのも効果的です。UVカットの長袖やカーディガンなどを羽織るのもいいですね。

■表情筋のトレーニングをする

表情筋は骨と皮膚をつなげて皮膚を支えている筋肉です。

表情筋が衰えてしまうと支えが弱くなるので、皮膚がたるみ、肌のハリがなくなっていきます。

ハリがなくたるんだお肌にはシワができてしまいます。

表情筋をトレーニングによって鍛えると、筋肉が引き締まりシワの予防につながります。

■スキンケアをする

シワの予防にはお肌の保湿に気を付けていくのも重要なことです。

お肌に有効な成分が配合されている美容クリームなどでスキンケアを行なっていくとシワの予防に効果的です。

シワ改善美容エクササイズ

最後にシワの改善におすすめの、ほうれい線、首、目元の美容エクササイズを3つご紹介します。

耳上げ

この耳上げエクササイズをすると、耳や耳周りの皮膚を持ち上げることで耳の位置を上げることができ、顔のたるみが改善し、ほうれい線が目立たなくなることが期待できます。

①耳を引き上げる

耳を持ち斜め後ろに5秒間引き上げる

②人さし指で押す

耳の上の髪の生え際部分に人さし指を当て、真上に持ち上げるように5秒間押す。これを2セット繰り返す。

あご上げ

このあご上げエクササイズをすると、下あごから首の側面や鎖骨をつなぐ広頚筋をしっかりとのばすことができ、首に張りが出て横ジワが改善することが期待できます。

①顔を上げる

斜め上を向くようにして顔を上げる。

②あごを突き出す

あごを天井に突き上げるイメージで突き出す。あごから首にかけてしっかりのびているかを意識しながら10秒間行う。

※体が硬い方は手を首の後ろに当てながら行うといいです。

おでこ上げ

このおでこ上げエクササイズをすると、頭皮全体がしっかりとマッサージできて頭皮の動きが良くなり、目がスッキリします。

①生え際のＭ字に小指を置く

髪の生え際のＭ字部分に小指を置き、頭皮を持ち上げるようにして前後にマッサージする。

②頭頂部まで皮膚を押し上げる

最初に置いた小指の位置から頭頂部まで、ずらしながら4回くらいに分けて頭皮を持ち上げる。

最後に

美容エクササイズで硬くなった顔周りの筋肉をのばすことで、お肌に弾力が戻ってシワも目立たなくなってくると、自然と笑顔が増えていきます。

少しずつでもいいので毎日続けることが大切です。

紫外線から皮膚を守ることや、スキンケア用品も予防に効果的です。

シワは年齢のせいと諦めないでくださいね。

執筆者

トータルケアまえいけグループ
あさひ整骨院
日本橋浜町院
鍼灸師
柔道整復師

今村　匡子

（いまむら　きょうこ）

【運営】

• オンラインサロン「産後ケアを学ぶサロン」

  
  

【受賞】

• DMM.com治療家オンラインサロン講師金賞

【著書】

『大丈夫なふりして生きてる人の体に効く こわばり筋ほぐし 』(サンマーク出版)

• 『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる！』（青春出版社）

• 『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』（サンマーク出版）

• 東洋経済オンラインビジネスニュースサイト著者

• その他、全国紙、地方新聞、雑誌、週刊誌取材多数。講演、セミナーは年間50件を越える。