妊娠中から、姿勢美人に!

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産後、腹部の体型崩れの原因は、背骨の動きが関わっている!

妊娠初期は、さほど感じないかもしれませんが、赤ちゃんの成長とともに「背骨」が、動かしにくくなっていくことを、ご存じでしょうか。


腹部の体型が変わってしまうので当然なのですが、背骨の可動域制限を放置することにより腹筋力の低下や腰痛、産後の体系崩れに大きな影響を及ぼします。


さらに、産後は抱っこ中の姿勢、抱っこ紐の使用により、その間はウエストの動きを固定されたままの機会が増えます。


背骨は、本来、おじきをする、左右にねじる、倒す、反らすと可動性が高い骨格です。


背骨を動かすために、腰背部から、お腹には、たくさんの筋肉が存在しているのですが、背骨の硬さがあるために、十分に活動

できない筋肉があることは、体の機能低下の要因になりかねません。




とくに、腹巻きのようにお腹に巻き付いている腹横筋という筋肉は、着物の帯のように腰を支え、しっかり働くことで、くびれをつくります。


妊娠中は、皮膚と共に伸ばされてしまいますが、産後すぐに、本来の役割を果たしてほしい筋肉です。

妊娠中から、背骨の動きを意識して、快適な育児ライフを過ごしましょう。

妊娠後期(妊娠8ヶ月、28週以降)、背骨を自由に動かすことが難しくなってくると、さらに腹部の筋肉は活動の機会が減ってしまいます。


この頃、胎児の体重は1500gほどになっており、屈みづらさが出てきて、靴下の脱ぎ履き、爪切り動作が、やりにくくなる頃ではないでしょうか。


真っ直ぐ立っているつもりでも、腰をそらすような姿勢になりがちで、腰痛で悩む方は少なくありません。


妊娠中だから、動きにくくて当然と、活動量が激減することは別問題です。


最近は、医師から「安静」の指導を受け、動くことすら制限されてしまう妊婦さんが増えています。


意図的に、関節、筋肉を使わないといけない時です。運動が苦手、上の子の育児、仕事との両立で忙しい、そんな方でも、できる簡単な動きがあります。


今の関節の動きより、ほんの少しでも、大きく動かすことです。




特定の範囲内だけで動かすことが習慣化された関節は、その範囲に慣れてしまい、それ以上自分の意志で動かすことが難しくなっていきます。


妊娠中は、ウエストの動き、脚を挙げる可動範囲が狭くなります。


同じ姿勢が1時間以上続く時は、腰を左右にねじる動きを行いましょう。


・椅子に座りながら、上半身を回して背もたれをもつような動きをしてみる


・仰向けに寝転んで、膝を立て、脚を左右に倒す動きをする


・片手をばんざいして、挙上した手と反対方向に上半身を側屈させる


このような動きをすることで、背骨の可動性が維持されやすくなります。


1日1回1分、これを毎日行うことで、背骨が動きを忘れずにいてくれます。


産後の体型管理、姿勢改善(授乳などで、どうしても前屈みの姿勢が増えます!)のために、妊娠中から、背骨を動かすこと、ウエストをねじることを意識していきましょう。



執筆者

トータルケアまえいけグループ
あさひ整骨院
日本橋浜町院
鍼灸師
柔道整復師

今村 匡子

(いまむら きょうこ)


【運営】

  • オンラインサロン「産後ケアを学ぶサロン」


【受賞】

  • DMM.com治療家オンラインサロン講師金賞


【著書】

  • 『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる!』(青春出版社)

  • 『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』(サンマーク出版)

  • 東洋経済オンラインビジネスニュースサイト著者

  • その他、全国紙、地方新聞、雑誌、週刊誌取材多数。講演、セミナーは年間50件を越える。



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