マスク生活が体に与える2つの影響

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2020年以降新型コロナ感染予防対策としてマスク生活がすっかり定着しました。


仕事中や外出の時間を含め1日5~6時間以上つけているという人も少なくないのではないでしょうか?


そこで今回はマスクを長時間していることで考えられる体への影響とその対策についてお伝えします。

1肩こりが起こりやすくなる


「え!?マスクが肩こりに関係するの?」とびっくりされる方が多いと思います。


これを理解するためにはそもそも肩こりがなぜ起こるのかを知っておく必要があります。


肩こりとは一般的に肩や首の血行不良からくる不快感や痛みのことを指しますが、その原因の多くは「姿勢の悪さ」です。


では姿勢が悪くなる原因は何かというといくつかの原因があるのですが、原因の1つに「呼吸筋の筋力低下」が挙げられます。

この呼吸筋とは肋骨を動かす“肋間筋”やお腹を支えている“腹斜筋”といわれるインナーマッスルのことを言います。


あなたはマスクをしている状態で普段どういう風に呼吸をしているか意識をしたことがありますか?


おそらく口で呼吸をしていないでしょうか?

この口呼吸が呼吸量を減少させて呼吸筋の筋力を低下させてしまう恐れがあるのです。


長いマスク生活の結果、呼吸量が少なくなり肋骨やお腹の体を支えている筋肉が固まっていき姿勢が悪くなることで肩こりが起こりやすくなるというわけです。


マスク生活での肩こり予防としてできる対策は、時々屋外や人のいない場所に行き、マスクを外してから鼻からしっかりと息を吸い、口から吐ききる深呼吸を定期的にすることです。


こまめに行うことで姿勢が悪くならないように呼吸筋に刺激をしっかりと送ることができます。

1時間デスクワークを続けたら5分ほど深呼吸を行うように決めておくといいでしょう。

2顔のたるみや口角が下がる


次に、マスク生活によって顔のたるみや口角が下がってしまうことにもつながります。


この顔のたるみや口角が下がる理由としては、1と同じく口呼吸になることや、人と話す機会が減ってしまうこと、さらに会話の中で表情をあまり大きく出さないようになることも考えられます。


コロナ禍になり歯列矯正を受ける人が多くなっていると知り合いの歯科医から聞いたことがあります。


その理由としては、マスクをしていて矯正装具が気にならないからということもあるのでしょうが、マスク着用による口呼吸の影響で顔面の筋肉が衰え歯並びや嚙み合わせに問題が生じてくるケースも多く起こっていると考えられます。


こういったことに対する対策としては、1と同じようにこまめにマスクを外し顔の筋肉を大きく動かす体操を行うことです。


顔と口の体操→目を大きく開き、口を「あ」「い」「う」と順番に大きく開きます。これを3セットほど行いましょう。


これらの体操は1回では効果は期待できません。こまめに継続的に行うことで少しずつ効果が出てきますので根気強く続けていき、マスク生活で体調を崩さないようにしていきましょう。


執筆者


猫背・姿勢改善スタジオNature
姿勢改善パーソナルトレーナー
歯科専属姿勢トレーナー

ウォーキングコーチ


片山 翔太

(かたやま しょうた)




【資格】

柔道整復師

日本ストレッチトレーナー学院

①認定ストレッチトレーナー

②姿勢インストラクター


整骨院勤務を経て姿勢トレーナーに転身。

医療機関での姿勢セミナーや教育機関での講演の実績多数。

ラジオやTVのメディアにも定期的に出演し現在は子供を対象にした姿勢の教育のための活動に注力している




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