産後やせるためには、むくみの解消が重要
産後太りで悩んでいる方には、むくみや冷えに悩んでいる方がかなりいらっしゃいます。
特に、下半身太りになってしまった人は、むくみで足が太く見えることを気にされる方は少なくありません。
こういう場合、お話を聞いてみると、「私は冷えやすい体質なので……」と、冷えとむくみがごっちゃになってしまっている方が多いようです。

むくみと冷えはちがう?
実は、むくみを感じる状態と冷えを感じる状態は原因が違うため、対処法を正しく知ることが大切です。
冷えを感じる原因の一つは、毛細血管の働きが関わっています。
毛細血管は育てるもので、常に増えたり減ったりしています。運動をすることで増え、動かないと減ることがあります。
スポーツ選手がシーズンオフからシーズンオンになると、最初はからだが重く感じたり、思うように動かないと感じるといいますが、それは毛細血管の活動が変化したためと言われます。
これと同じことが、妊娠・出産期にも起こりやすく、妊娠前に比べると毛細血管のはたらきが低下していることが多いのです。

適切な運動を続けていれば、毛細血管が働き、筋肉に酸素や養分がきちんと供給され、寒さ対策につながります。
活動量が増えることで、より効率的なシェイプアップも期待できます。
ただ、美しいボディラインを目指してやせるという意味においては、むくみのケアをすることのほうがより重要です。
むくみの原因
足のむくみは、血液の流れが悪くなり、足に水分が十分にいきわたっていないことで起きます。
私たちのからだは、水分が不足すると、細胞と細胞の間を満たしている間 (かんしつえき)質液に水分をため込もうとする性質を持っています。これがむくみの主な原因です。
そのため、むくみの場合は、たとえ毛細血管が十分に働いていても、巡りが滞れば起こり得ます。
下半身の静脈には弁がついていて、血液が重力に逆らって足元から心臓へ向かって一方通行で流れるようになっています。
足がむくむということは、この流れが悪くなり、血がしっかり心臓に戻っていないことを意味しています。
足の血流が悪くなってしまうのはなぜ?
では、なぜ足の血流が悪くなってしまうのでしょうか。
妊娠中は、お腹が大きくなることで、太もものつけ根の血管を圧迫する上に、脚をあまり上げられなくなるため、足先だけで地面を蹴って歩くようになりがちです。

この、地面を蹴る「底 屈(ていくつ)」という仕事をしているのが、下腿三頭筋です
下腿三頭筋は、ふくらはぎにあるアウターマッスルと、インナーマッスルで、負荷がかかり続けるとやがて硬くなってしまい、そのまわりの動脈・静脈を圧迫してしまうのです。
ですから、脚の静脈の流れを良い状態に保つためには、ふくらはぎのインナーマッスルを常に柔らかい状態にしておくことが大切で、これは下半身のスタイル維持における重要なポイントになります。
体感前屈をすると、太ももの後ろや、ふくらはぎが伸びづらい、硬さを感じるときは、ストレッチをして柔軟性を取り戻して足の負担を軽減させておきましょう。
執筆者
トータルケアまえいけグループ
あさひ整骨院
日本橋浜町院
鍼灸師
柔道整復師
今村 匡子
(いまむら きょうこ)
【運営】
オンラインサロン「産後ケアを学ぶサロン」
【著書】
『大丈夫なふりして生きてる人の体に効く こわばり筋ほぐし 』(サンマーク出版)
『産後リセット体操で妊娠前よりきれいにやせる!』(青春出版社)
『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』(サンマーク出版)
東洋経済オンラインビジネスニュースサイト著者
その他、全国紙、地方新聞、雑誌、週刊誌取材多数。講演、セミナーは年間50件を越える。


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