自分の肩こりはどのタイプ?原因を探って肩こり解消

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肩こりが慢性化している方は「これ以上肩こりが悪化すると、わたしの身体はどうなるんだろう」と不安に思っているのではないでしょうか?
「肩こりを治すにはどんな方法がいいのだろう」と悩んでいるかもしれませんね。
今回は肩こりの原因と解決させるための対処法についてお話したいと思います。

 肩こりが悪化すると、肩だけでなく鎖骨、肩甲骨、首などの周辺の筋肉の血行が悪くなるため首を回すことが困難になったり、 腕を肩より上に持ち上げることが難しくなったりすることがあります。他にも神経を刺激して手のしびれや頭痛、集中力の低下、うつ状態を招いたり自律神経失調症などの症状を引き起こす場合もあります。自律神経の乱れは、めまい・吐き気・不眠などを引き起こす原因にもなるので、日常生活の質が著しく低下してしまいます。


これらの症状を引き起こさないためにも、肩こりは早期に改善することが重要です。


肩こりの悪化で手のしびれや頭痛、集中力の低下、うつ状態、自律神経失調症などの症状を引き起こす場合も
では、日常生活において肩こりを感じた時にどのように行動したらよいのでしょう?


肩こりに対して、なんとなく行動するのではなく、適切に対処することで肩こりは限りなく低減させることができるとわたしは考えています。


まずは自分の肩こりの原因を探ってみましょう。


肩こりの原因を3つに分類

肩こりの原因はたくさんありますがそれらを3つの要素に分類してみます。


あなたの肩こりの原因はどれにあてはまりますか?


1)環境タイプ

長時間のデスクワーク、タブレットやスマホの使い過ぎ、季節的な寒さ、冷房の風があたって肩が冷える、普段使う家具のサイズが体に合っていないなど、身の回りの環境が原因で起こる肩こり。


職場や家庭生活での不満、人間関係でのストレス2)心理タイプ

職場や家庭生活に不満がある、人間関係でストレスを感じている、SNSやマスコミの情報に振り回されるといった私たちの五感が感じる焦り・イライラ・不安といった心理面に原因がある肩こり。


3)身体タイプ

筋肉がかたい、姿勢が悪い、嚙み合わせが悪い、冷え性、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れ、ケガや病気など身体面に原因がある肩こり。



 いかがでしたか?原因が一つでない肩こりや複雑に要素が重なっている肩こりもあると思います。
まずは自分の肩こりの原因を整理して、次は解決に向けた適切な対処法を考えます。

肩こり対処法

肩こりになったとき、どのように解決するか。その対処法には、大きく2つの種類があります。


スマホやPCの見過ぎ1)問題解決型

肩こりの発生源に対して直接働きかけを行う方法です。解決策としては一番効果が高い方法です。肩こりの原因になっているそのものを取り除くことで肩こりにならない身体を目標にします。


例えば、スマホの使い過ぎが原因で肩こりになった場合、スマホの使用方法に対して働きかけることで問題を解決しようとすることです。スマホの使用時間を減らす・スマホを使うときの姿勢に気を付ける……などの方法が考えられますが、全ての原因に対してとれる方法ではありません。


他の例としては、冷房で肩が冷えるのが原因なら、常に羽織れるものを持ち歩く。寒さに強いカラダ作りを心がけるというようなことも問題解決型になります。


メリットは、肩こりの原因そのものを取り除くため、効果が高いということ。デメリットは、実現が難しいケースが多いことです。原因を取り除くために時間や費用がかかる場合や、多くの協力者が必要な場合があります。


2)気晴らし型

問題解決型は、効果が高い一方、原因によってはすぐに解決できなかったり、よりストレスが大きくなってしまったりする可能性があります。


根本的な解決にはつながらないものの、自分自身で短期的に対処する方法として気晴らし型の対処法もあります。一般的に「ストレス発散」といわれるものがこれにあたり、一番イメージしやすいのではないでしょうか?
気晴らしには、「休む」「発散する」「緩和する」という3つがあります。


1.休む・・・心身の休息を心がけ、心と身体が休まる状態を作ること


2.発散する・・・友人とおしゃべりしたり、体を動かしたりすること


3.緩和する・・・ヨガやマッサージ、ゆっくりお風呂につかるようなこと


ヨガやマッサージで肩こりを緩和


肩こりで悩む方の多くはこの気晴らしが不足しているように感じています。
問題解決型は効果的ではあるものの、解決自体が難しいことがあります。
気晴らし型は手軽で自分の力でもできることなので、気晴らしをたくさんしてほしいと思います。

肩こりで悩んでいるときは漠然と身体がつらいと思うのではなく、自分自身がおかれている生活環境や人間関係に対する認識など含めて何が原因なのか見極めて適切な対処法を選択することが重要です。

身体の声に耳を傾けよう  

ストレスや症状からの解放

 肩こりが悪化して病気になってしまう前に、本来は気が付いて解決していかなければなりません。そのためには日頃から自分自身の身体と向き合い、身体からのSOSに耳を傾けることが重要です。


身体からのSOSは、意識しないと聞こえません。普段から意識し、聞こえたら素直に従うことが元気で肩こりにならない生き方には必要です。


そうは言ってもストレスを全く感じない日は少ないでしょう。身体のSOSに耳を傾けていても一人だけで解決することが難しいものも多くあります。


一人では解決できない場合は、専門家の協力が必要です。


問題を根本的に解決するために自分の肩こりの原因に合った専門家を選ぶことが大切です。


例えば職場の人間関係が原因で肩こりになっているなら上司や人事部に、家具のサイズが合わないなら家具屋さんに、病気やケガなら医師に、血行や自律神経のお悩みは鍼灸師に相談してみてください。きっと力になってくれます。

 肩こりの原因を見つめて効果的に対処すれば肩こりは軽減されます。
問題解決に向けて根本的に働きかけるのか、根本的な解決は難しいので気晴らしを意識してしっかり取り組むのか。なんとなく対処して問題解決が的外れにならないように意識してもらえたらと思います。


執筆者

近藤治療院 院長

鳴島 友理

(なるしま ゆり)


【資格】

  • はり師・きゅう師免許 平成16年厚生労働大臣認定資格取得

  • 大師流小児はりの会 上級課程修了

  • 認定子育てハッピーアドバイザーHAT認定資格取得


【所属】



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